ピックアップ障害
原因不明不妊の原因は←変な日本語ね、
ただ精子と卵子が出会えていないだけではないか?と言われている。
現在の検査では解明できていないのだが、つまり排卵した卵を
卵管采と言うイソギンチャクの様なヒラヒラが上手にキャッチ
出来てないだけ、ではないか?と。これが結構有力な説である。
ここをクリアすれば良いだけなのに!って人がほとんどでは?と。
卵管も通っている、排卵も定期的にある、病気もないし、
たぶん、私もこれじゃないかなーと思っていたのだ。
だったら体外受精で出会わせてあげればいい。
一度は自然妊娠しているのだから、目玉も飛び出す高額な
体外受精まで行くなんてやり過ぎな気がしてならなかったのだが、
この私のイソギンチャクちゃん、卵子のキャッチが下手糞で、
10年に一度しか成功出来ないんだとしたら、
次は閉経してるよ・・・
そりゃ充分ピックアップ障害と思って良いんだろう。
で、このピックアップ障害を早くから指摘し、業界でもトップの
成績を誇る大工場、いやいや大病院に転院する事にした。
ここはお値段も割合安く設定し、たくさんの患者と流れるような
プランをどんどんこなしていく。
それが好ましいかどうかは、やってみないとわからない。
私が心惹き付けられたのは、「最低限の誘発で自然な卵を」と
言う病院の指針だ。
大量の誘発剤で10個も20個も卵を作っても、卵の質は問えないし
そんな事を繰り返しては卵巣が疲れて年を取ってしまう。
自然な周期で自然に近い誘発をするなら、卵は1~3個しか
出来ないのだが、卵巣が疲れないから施術は毎周期出来るし、
自然な誘発は良質の卵を作る。
だから着床率だってがぜんは高くなる、と言うもの。
またちょいと愉快なシステムがある。
「初回成功報酬制」だ。
最初の体外受精が失敗しちゃったら、施術費は要らないよ、
と言う制度。適用にはいろいろ条件があるものの、それは助かりますよ。
予約も不要とは珍しい。
初通院は正月だった。・・・ここは365日休みなし。
待ち合いには、患者がぎっしり。
「IVF(体外受精)支払い」のカウンターにたくさんの人が並んでいる。
改めて驚くよ・・・こんなに子供欲しい人がたくさんいるのに、
そして国は産めよ育てよと言うのに、なぜヘルプしないんでしょう?
これだけの人が安心して治療が出来たら、出生率は上がるでー。
続く・・・