小事争論 こじ

アジア服・南国よろず屋ままかのボス。まだときどきちゃぶ台をひっくり返したりするけどだいぶ穏かになりました。

あの頃の未来に僕らは立っているのかな

 

みんな!

9年よく生き延びました。10年目おめでとう!

 

 

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3.11当日。本当に運よくばあばいてくれて助かった。保育園からお友達の子も引き取ってくる。水がチョロっとは出たので急いで米を炊く。この後、タッキーもこの子のママも一晩かけて帰ってくる。被害の大きさはまだ不明で、きっと3.4日で同じ明日が戻ってくると思っていた日。

 

 

あの頃の自分に、今こんなんなってんのやでーって言ったら、ちょっと待っていま疲れてんねん!未来のことなど知るかボケーーーー!って聞く耳閉じたでしょうねwwww

前々回書いたことが、ほんの数日で現実になりました。

「ニッポンの脅威」はおとなしく、タイ人を怖がらせないように暮らしております。

今週もお話会があったけど我が家の娘不調により延期になりました。家族が多いと全員が万全の日なんてないから、もうこのまま誰とも会えないかも・・・;つД`)

 

 

8割の人間が治る病気

あなたのそばに感染者はいない

明るく過ごしていれば病気にならない

 

私もそう思ってる。

そう言ったりもしますよ。

だけどこのフレーズに潜む毒が多くの人を傷つけてきたことも知っている。

「大した事ない」「気にしすぎ」「あなた大丈夫?」

これらは、侮蔑です。気にし過ぎ=頭悪い、です。

ああ、それから最近よく聞くのは、あいつら(放射脳)がまたデマを流してる。それで東京がいったいどうなったって言うんだよバカってやつね。

 

誰もが正解を知らないのに、どうして人を蔑めるのでしょうね。ただ誰もが自分の信じたい情報を選んでインプットしているだけ。どんな気構えでいようと、お互い運よく生きているだけ。普通に見える東京も、普通かどうかわからない。少なくともデマを流したと言われている人たちは、未だに東京には入れない。なるべく行かないように暮らしています。命と引き換えに変えた生活、まだ収束していない日々の対策。きっとそんなこと、知らないんでしょうね。デマだけ流して平気な顔して元の暮らしにもどったと思われてるんじゃないかな?どんな事にも、自分の目に映ってない部分があるのでね、自分と違う感覚の人を馬鹿にしちゃいけません。

それでも放射能の時は、孤独を自分で選ぶことができた。私を気にいらなければどうぞ無視してください、でOKだった。

ところがウイルスはそうはいかない。誰かの協力がないとおさまらない。

 

思い煩いにやられず明るくいること

やれるだけの事はやって、清々しくいること

差別はしないできちんと区別する

きちんとした区別を人間関係でズレさせたりブレさせたりしないこと

 

これ私達が賢智を仰ぐお医者さまでも、大学の先生でも難しいでしょう。宗教家も悩むところです。誰にも恨まれずにこれができる人はいないのではないかしら。

自分の中にある恐れを「穢れ」に変えることなく「防御」し「逃避」し「保護」しなければなりません。多くの愚人は「穢れ」に触れたとたんに「拒絶」をします。

 

台湾では自宅待機のお宅に政府が食料を届けているんだそうで。

こういう気遣いをされると、差別され隔離されているという感覚から、あぁありがたいな頑張って籠ろう!って認識に変わりますよね。

国がこうやって生活に手を差し伸べてくれることは、必ず心のゆとりを生むし、落ち着いて問題と向き合うことができます。隣の人と力を合わせて乗り越えていく環境が整うのです。台湾だけじゃなく、様々な国の対策がどれも素晴らしく、改めて国の役割と言うものを考えさせられています。

 

そんなあたたかな思いをせず、9年間

私達は自分で自分を励まして、癒して、なんだかんだ9年間

生きました!

もう淋しいという感覚もありません。

 

でもどんな国に生きようとも、今度の課題は平等にふられています。

ひとりぼっちだからこそ頑張れたのかもしれない。その私達が、全てのどなたかにお願いをして、共通認識でみんなみんなで疫病を退散させなければ。

 

私たちは試されていますー。あぁぁぁぁ

国なしで立ち向かっていますー。

 

接客するだけで「濃厚接触」

ウイルス以上に人間関係が困難

 

なんの皮肉なんですかねwこれ

 

 

人をひとつにするのは、科学的真実しかない。

その積み重ねでしか人は救えない。

粛々とたんたんと、できることを。

大事なのは、いろいろあっても総じて幸せ!って気持ちだね。

 

2011年3月11日から10年目を迎える今日。

私は、あの頃よりも世界中に味方がいるような感覚で生きている。

少し視界が広くなった。

そのことはとても気分がいいし、私を強くさせている。

世界には、もちろん日本にも、たくさんのキレイゴトを胸に抱いて、今日も恥ずかしげもなくずうずうしく生きている同胞があちこちにいて、私は彼らの威を借りて日本に向かって大きな声でキレイゴトを叫び続ける。

 

ありがとうという気持ち100倍増しでゴージャス人生です。



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計画停電中の双子。3人幼児ワンオペ家庭に無理を強いる政府。こういう日は映画上映会と名前をつけて乗り切る。いつ誰が💩って言いだすかハラハラしたっけよー

 

さぁまた1年生きましょう!

 

 

 

 

美味しい紅茶をいれておいてね

ついにケーキが膨らんだ。

こちらのオーブンのせいなのか、私が年をとったせいなのか(握力?)日本にいた時と同じレシピで同じものが出来上がらない。

 

私のケーキはまず先にコンセプトがあって、

「ノンオイル」

これは後片付けが格段に楽なので自分のためにそうしている。洗い物が楽だと、ほんと何台でも焼ける!そんな気になる。

それから

「白いお砂糖を極力控える」

せっかくおうちで食べるケーキなので、お砂糖が少なくて栄養のあるものにしたい。

 

インスタ映え狙う余裕はないが、それは後からついて来る。

きっとワイルドなイタリアのばあさんの作ったケーキみたいで良い。

(ワイルドなイタリアのばあさんのケーキは惜しげなく砂糖使ってると思うけど)

 

砂糖にはケーキを膨らませる役割がある。だから減らしてしまうと膨らみづらいに決まっている。でもこのくらい膨らめばまあいいよねっていうギリギリにたどり着きたい。

 

クックパッドで拾ってきたレシピで作ってみたら、なんだかつまんない仕上がりになった。まぁそりゃ材料が材料だから、どう失敗したって美味しいよね。何度かメレンゲを強く作ってみたり、少しずつ砂糖を増やしてみたり、そしたらパッとしないどころか完全に道を見失い泡だて器をもって荒野にただずむようになってしまった。

 

そこに、母さちこがやってきて、卵4、砂糖、粉、共に100という黄金比率で、おしゃべりしながら小麦粉に指突っ込んだりしながら、見事な高さのスポンジを焼き上げた。そのまま彪に伝授して、彪はついに誰からの指示も助けもなしに、さちこ以上のスポンジを焼き上げるようになった。

 

すぐに私もキッチンに立って、自分の手際をみてもらえばよかったのに。

50になった私の中の思春期が「めんどくせえよ」と膝を抱えて、ついに確認作業をせずさちこを帰してしまった。まぁあれで膨らむということがわかったので、オーブンのせいではないってことはわかったわなんて、大人ブリ。

 

とにかく、この迷い道が苦痛かというと、実に面白い。

クックパッドで好みのレシピを探し、youtubeで技術を学び、しぜんと「なぜ、ケーキは膨らむのか」という科学と向き合うことになる。youtubeとかみてると「ここは5分泡立ててください」とかとか言われると、持ってる泡だて器はだれしも同じ物ではないのに、なぜ5分と言い切れるのか、なぜ?私は知りたい。膨らまないという地獄にはロジックが必要なのである。「えーっと、それではオーブンを170度に予熱して、ここに入れまーす」ってだいぶダラダラ開けっ放しでやってるロジックのない奴のハウツーなど、早送り早送り!してしまうのだ。しかしそれでも奴のケーキは膨らんでいる!!(´;ω;`)

こんなに自分に厳しい私のケーキは、なぜ膨らまないのか。ロジックまみれの私はいつの間にか泡だて器をもって沼にたたずむようになってしまった。

 

砂糖を入れれば解決するぜ・・・・悪魔がささやくのだが

 

youtubeみながら気づいたのである。

砂糖が少なめ、ノンオイルでも焼けるといえばシフォンケーキ。粉をさっくり混ぜる工程がないのもいい。とにかくレシピが非常に好み。もうシフォンケーキでいいんじゃない??

 

やっぱり、いきなりいい感じまで行く!

だけど、だけどさ、基本的にシンプルな工程だからこそ、自分の落ち度が響く。泡だて器を持って沼にたたずむ僕は、あともう少し膨らみが、あともう少し焼き縮みなしに、あともう少し、あともう少し、と夜中に目覚めて「なんで膨らまないんだろう」って夢に泡だて器をもっていくようになった。

 

そもそもうちのオーブンの取説に従って焼くと、シフォンは頭が焦げすぎてしまう。温度を下げると下が焼けない。庫内温度を何度も調節しながら、天板を足網に、足網からクッキー型を足替わりに使ったりして、庫内の環境を整えた。まぁまぁ。だけど、まだなんかパッとしない。なんだよこのパッとしない感。でも、なんとなく、あと何回かでたどり着けそう・・・

 

今日は金曜日。

子ども達が学校帰りにお腹を空かせて遊びに来るので、おもいっきりたくさんケーキが焼ける。ちょっとよそ様に食べていただくには心をこじらせていて勇気が要ったのだけど、先週の金曜、キッチンにケーキが山のようにあるのに出さない方が不自然って空気になって、そーっとテーブルに置いてみたら、イラン人のアリが「すごいなぁお前の母ちゃんのケーキめちゃウマやー(私訳)」と3カットも食べてくれたので、こじらせが治り(早い)今日もアリの為に、紅茶を一台とチョコレートを一台焼いたのだ。

 

まず作る前にお祈りを(うそです)

まずは温度管理を徹底的に、そしてゾーニングも徹底的にやります(言いたかった)

卵白は凍らせて、卵黄は湯煎して、冷蔵庫から出した粉や砂糖は常温に。牛乳は膜が張らないように温め、庫内予熱温度は200度で一度温めてから170度で40分(型は24cmアメリカンサイズ)予定。ちなみに、もう泡立てに問題はないと判断したので砂糖は黒糖で。かなりミネラルありそうなので邪魔かもしれないけど、シフォンは黒砂糖と相性いいはずなので実験です。

覚書(24cm型の真ん中に瓶を突っ込んだやつ)

卵 6個

小麦粉 100g

黒糖 100g

牛乳 100g

紅茶ティーパック 3袋

 

しかし、こんなに真摯に向き合ってるのに、私は私に裏切られるのです。

なんと、足替わりにしていたクッキー型(意味わからなくてもいいですが)を入れるの忘れてしまい、型を直置きしてしまった_| ̄|○

あーーーーーーー!!って思ったけど、それも試してみたかったから今回はもうオーブンを開けずに続行。

黒煙と共に焼きあがりましたがwww、竹串の通る感触が「これだ!」という感じ!パッとしたパッとした!やっぱり下からの火が弱かったんだな。

 

2台目のチョコレートはクッキー型を置きその上に型(日本的18cm)を乗せて、180度で35分焼いてみた。ココアパウダーと黒砂糖がどこまで気泡をつぶすかなー

 

覚書(18cmこのくらいなら瓶突っ込まなくてもいけるはず)

卵 4個

小麦粉 60g

ココアパウダー 20g

黒糖 70g

牛乳 60g

 

 

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ココア生地① 出たーーモリモリ~。焼き縮みもなさそう!串もさくっといい感触。

もう少し冷やしてから型から外さないと縮むだろうけど、もうお客さんが食べたい食べたい言うので、もう温かいやつを出しました。縮む暇もなく胃袋。

 

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ココア生地画像② 冷ます前。シフォンケーキは逆さにして冷まさないと自重でつぶれてしまうのです。どうやって逆さにするかは内緒です。

 

 

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紅茶画像① 子ども(どろどろした駄菓子やスパイシースナックが好物なやつら)には、ちょっと不人気。しかも焦げてるしな。

 

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紅茶画像② うっかり直置きしたために、底が焦げ、黒煙を噴き上げながら産声をあげましたが、しっかり火が通るという意味をわたしに教えてくれました。

 

あとは、好みの問題かな。

膨らんだけど、キメは膨らんでない方のが好みだったので、要研究かー。

 

 

 

今日は夢を見ないで寝たい。

 

隣に座るあなたと私と

 

 

さっきのタクシーの運転手さん、私を見てにっこり笑って「コリアンだったらOKだよ!」と元気に発車。今日はマックスバリューで特別たくさん買い物をしたのだ。降りる時、ミシミシいう程重いエコバッグを、彼はマイペンライマイペンライと言いながら玄関まで運んでくれた。ありがとう。いつものようにタイ人は優しい。優しいけど、せつない。

 

もともと今年は春のプチ留学は募集しておらず表向きはやらないつもりだったのですが、いつものようになん人かからオファーはありまして、その人たちだけ受け入れるつもりの準備はしていました。がしかし、このコロナウィルス騒動で本春は全員キャンセルです。

 

お迎えするこちらとしても、その方がよいかと思います。

 

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 3.11の時、私たちは今まで生きていた世界がひっくり返るような体験をしました。いい話もいやな話もエピソードは巷に溢れ、放射能問題で分断し、差別と区別の間で涙を流した。武漢人にとって、中国人にとって、この出来事は同じように世界がひっくり返るものとなるでしょう。世界との親和感が消え去ったんですから。どこの国も歓迎してくれません。「中国人か?」と聞かれる日々。我々は広がっていく罹患者数におびえ、映像を見てしびれ、「中国人帰れー!」と怒鳴った背中をどんっと中国人側に突き飛ばされています。「私は中国人じゃない!」そう振り返っても、欧米人から見れば、中国人も韓国人も日本人も同じです。東アジア人を見慣れているここタイではまだ「中国人か?」と聞いてきますけどね。もちろん悪気はないんです。不安なんです。怯えたタイ人に「大丈夫、私日本人だよ」って早く言ってあげたいと思う気持ちの中に「いやそうじゃない」という思いと「中国人でなくてよかった」とが、見え隠れします。そんな自分に心底がっかりします。ただ、ひとつ言えるのは、恐れる側の気持ちも、疎まれる側の気持ちも、どっちの気持ちも分かるのは、私たちが東アジア人だからなのですよね。感染予防はきっちりしながらも、私たちアジア人同士がお互いに無碍な態度をとる事だけは避けたい。放り投げた言葉や刃は、そのままこちらへ返ってきます。

 

放射能がばら撒かれた時、血相変えて汚染地を飛び出した「私達」は同時に、どうやって迎え入れたらいいのか不安にさいなまれた「私達」です。シビアな局面を思い出します。赤子を抱いて武漢を脱出した人も、見知らぬ誰かを守るために自分を閉じ込めて時が経つのを待っている人も、この危機を乗り切りたい。その気持ちとてもよく分かります。あの時の私達が、誰かを責められるわけがありません。

だからずっと考えているんです。

 

日本から帰国したタイ人カップルが陽性になったと。

故郷千葉でも複数人の感染者が出ました。

完全に他人事でなくなったと、感じています。

 

私は今、誰かの脅威となったのです。

 

ハーブサウナで隣に座ったおばちゃんが、とっさに口を覆って顔をそむけたのも、電車の中で少し距離を取られるのも、タイ人にしてみれば「私を嫌っている」のではなく「恐い」のですよね。私が日本へ帰国したら、きっと日本人もそう思うでしょう。みんな自分の陣地は何事もなく安全で、危機は外からやってくると信じているからです。

そればっかりは不満でも恨んでも仕方ない。

 

私達が肝に銘じておかなければならないのは、誰もが誰かの脅威になりうること。

目の前の人を安心させてあげるにはどうしたらいいんだろう。

世界平和は感染者の動向にかかっています。私は今感染者ではないと思うけど、あなたも感染していないと思うけど、そんな希望に根拠はないってことです。

自分が撒き散らすかも知れない可能性について真摯に考えるしか、健康と人権を守る方法はないでしょう。

 

 

そう、世界平和のために出来ること。

マスク着用、手洗いうがい。怖がってる人に近づかないこと。いちいち悲しまないこと。家でNetflixしてTwitterして。

 

たぶん、いっときの辛抱です。

自分が誰かの脅威でいる時間は。

 

だけど、ここで受けた傷をこじらすとけっこうひどく腐るのも知っています。激しく疎んじられたこの体験を武漢人は忘れないでしょう。これから私たち在外者も同じ目に遭っていくから、誰かの心無い言葉には同様に傷つけられます。自分は感染していないと確信している人は、脅威に対してどうして欲しいのか言っていいと思う。どうしたら安心して会えるのか、お互いが気を付けないとだよ。だけどそれは、絶対に罵声や罵倒であってはならない。言い方、けっこう大事!

 

自分はともかく、子どもだけでも。自分の家族だけはと思う気持ちは当然です。だけれど、それだけだと人はかなり残酷ですよ。ウィルスは人種を選びません。日本人だって感染源になるのです。どうかお近くの、日本人ではない人たちをこの罵声から守ってやってください。子ども達が無邪気に「ばい菌」などと言う言葉で貶めることがありませんように。みんなが同じ様な日常を生きるい市井の人です。嬉しいことも悲しいことも同じ様に感じて生きています。励ましと祈りを分け合いつつ、つねに冷静で社会的な人間であること、客観的であること。

半径5mの幸せ作戦を半径15mまで広げてくれたらなぁって思います。私の子ども達も同じ様に見知らぬ誰かに守られています。そしていつまでもここにいられたらと祈っています。

 

努々、分断されませぬように。

 

 

 

来年からのはなし

あっという間に夏プチ2019が終わってからの、冬プチ2019がもうseason2を迎えています。

 

(;^ω^)

 

やばいもう来年の話をしなくちゃいけない時期になっちゃったじゃないですか。

 

 

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いろんな偶然が重なって、まるで使命が降ってきたように始めたプチ留学。

2017年夏から何度となく繰り返され、参加人数も述べ100人超えたんじゃない?(数えろ)出来るだけ多くの人に、インターナショナルスクール体験をしていただきたくがんばってきましたが、100年の半分を生きた体になかなかどうして楽とは言い難くなって参りました。なにが大変かっていうと、私が勝手に企画してたアクティビティなのでwwwすみません私の不徳の致すところですが、増え続ける参加者に応じて準備もけっこうな労力となっております。現況でもすべてのアクティビティの参加は任意なので、大した変化はないかも知れませんが、今後はこちらから積極的に働きかけることはせず遠足も個々で、基本は聖徳相談(いっぺんに10人までリアルタイムサポート対応)、宴会の出し物もやりたい人が勝手にやるって事で主導権を参加者に委ねていきたいと思っております。そもそもインターナショナルスクール体験とは関係ないからね、これw

 

でもさ、例えばワンオペで小旅行に出づらいご家族のために、我が家と一緒にきれいな海を見に行きましょう企画の「ままかツアーズ」なんかさ、子らは真っ黒になっていっぱい泳いで、なかには初めて海に入る子もいて、お母さんは昼からビール飲んでさ、そりゃ最高なわけです。それを見るのはとても楽しかった。

さらに大ままかバーの 「One Family One Performance」なんて、みんな恥ずかしがってやりたくないとかブーブー言うんだけど、それがたった2分のダンスでも主役をこなすと、ひょうきんな一面やどうどうとしたエンターテーナーぶり、すごく考えて準備してきてのマメさだったりとかね、どの子もどの子も素敵で、魅了してくれる。本当に面白かった。

で、これらは学校体験とは直接関係ないけど「ここではないどこかへ」のコンセプトとちゃんと繋がってました。いい思い出をいっぱい作って、違う景色を見て、少し達成感を得られるようなこともして。絶対にインプレッションが全然違います。青息吐息でしたがこれまでやってきてよかったなぁと思っています。

そもそも2017年当初は放射脳100%。移住し損ねた海外初心者ばかり、子ども達もまだ小さくて、日本で食べ物の制限も厳しいご家庭ばかりでした。だからこそ、上記のアクティビティが冴えたとも言えます。今は放射脳だけでなく、日本の教育に違和感を感じていたり、学校生活が楽しくなかったり、将来を見越して教育体験したいとか、目的も多岐に渡り旅慣れたご家族も増えてきました。そうなってくると私の企画も余計なお世話になってきた感がありますね。ひとつのお役目の終焉です。

 

来年からは、ややスリム化してよりフレキシブル(適当)に、夏と冬の年2回開催でやっていこうと思います。その他の期間に関してもお受けすることは可能ですが公募はしません。TwitterからDM下さい。対応がマンツーマンになるので期間や滞在先等、少し条件を限定させていただこうかなと思っています。

 

そうそう今年の変化と言えば、大人のイングリッシュキャンプでお馴染みのスパークルジョイの英会話クラスに通われる方がいっぱい出現しています。日頃集中して自分のために時間を使えない親御さんたちが、子が学校へ行っていて家事もする必要がないこの時間を有意義に過ごすにうってことで私も大応援です。

 

だ・け・ど

そもそもプチ留学は、お母さんのための、お父さんのためのものでもある、というそのコンセプト「とにかく何もしない!」であったはずです。英会話入ってくると忙しい・・・私は相変わらず、出来るだけ皆さん暇であって欲しいのです。親も子も目標「生きる」でOK。何もすることがないシュールなプチ留学は、すごく心に効くのです。

 

だから、英語のプランをよりぎゅっと凝縮して集中してやって、今一度、ヒマ推しで来年は考えていきたいと思います。だからなるべく長く!滞在してくださる方を優先させてもらおうと思います。

 

相変わらずいつまで続けられるかわかりません。いや続けられるようにしたいと思ってるけど、いろんな人の助けがあって偶然出来上がっている産物なので、どれかひとつ欠けても成立しない。だから出来るだけ早く必要な人に届いてほしい。そう思っています。

 

来年も、どうぞよろしくお願いします。

 

君に届け!

 

プチ留学!

 

 

 

 

大人のためのイングリッシュキャンプ・冬!

 

スパークルジョイクラブ X ままかグローバル

コラボのスペシャルカリキュラムでお送りします。

大人のためのイングリッシュキャンプ~冬! 

English Camp for you 

只今、冬の募集は1名二次募集となりました。

 

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ぶっ通し1日4時間を5日間!

仕事も家事もしないでどっぷり英語に溺れよう!アタマ爆発!

聞いた英語を日本語に訳してまた英語に直して発語していませんか?

今回の目的は、英語で瞬時にアウトプット出来るようにします。

すべてのレベルに対応できるメソッドです。

ぜひ有休を駆使して駆けつけてください。

 

 

 

 

 

 

  

 

 

 

 

もしお子さんがいらっしゃる方は、ままグロのプチ留学でお預かり! 

インターナショナルスクールのレギュラー授業に参加します。

 

 

■キャンプ実施期間■

2019年12月16日~12月20日(平日5日間)

■時間 10:00~14:00(ランチも講師と頂きます)

■参加者の概要

すべての大人たち。 

■費用■ 

 

☆20時間キャンプ(1日4時間x平日5日間)

グループレッスン 最低開催人数・3名~6名

  なんと!!19,800バーツ

 ※テキスト資料、登録料、LINEサポート(ブリによる)等が含まれます。ランチ代実費で別途必要です。

※スパークルジョイクラブではお友達と一緒に参加するとお得になるシステムを採用していますが、ままグロコラボならひとりで参加してもお得!あなたのお友達はままグロが探してきますのでいつでも「お友達とご一緒価格」です!

※万が一3名に満たない場合は、お値下げしてタイ人教師のプライベートレッスンに振替えられます。

 

 ●質疑応答、お申し込みはツイッターで行っております。お気軽にフォローしてください。

mamakaboss@gmail.com

 

大人キャンプは現地清算になるので、参加表明だけでOKです。人数が集まりましたらLINEグループをつくりますので、そこで航空券やホテル情報のやり取りをしましょう!わたくしがお相手させて頂きます☆彡※お申し込み時にデポジット3000Bが必要です。

 

 ちょうどその時、プチ留学が開催中です!

で、プチ留学が終わったら

子どものための英語キャンプWow!! JAPANを開催します~

お子さんにも学校へ行ってもらいましょう!

 

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★プチ留学について詳細

 

★Wow!! Japanについて

mamakaboss.hatenablog.com

 

この企画の良いところ

■子どもがいて学べない人や、忙しくて飛べない人へ

いつも英語を習いたいと思っているけど、気づくと今年も何もせず除夜の鐘の音を聞いている。なんでかっていうと、毎日やることがいっぱいあるから。ですよね。

思い切って短期の語学留学もいいけど、高いし、その間子どもをどうするの?

 

私はプチ留学の中で親御さん、特にお母さんの変貌ぶり解放されっぷりを見てきました。普段、子育てだと思って頑張っていることのほとんどは家事で365日子どもの顔を見ている暇もありません。自分のやりたいことなんて二の次さんの次。でも、この旅ではまず家事から解放されてしまいましょう。部屋のお掃除や食器洗いは宿におまかせ。洗濯も300円も出せば畳んでもらえます。ご飯は近くの屋台や食堂、たまには世界各地から集まるミシュラン☆レストランを楽しむのもいいでしょう。子どもが帰ってくるまでの間、しっかりと英語を習い、子どもを寝かしつけてから予習復習。一歩外へ出れば英語の実践が待っています。この環境を利用しない手はないです。

 

また、この企画でなにより来てほしいと思っているのは、将来英語環境で暮らしてみたい夢見る大人達です。安いゲストハウスから高級ホテルまでホスピタリティーもコスパも素晴らしいバンコク。街では様々なシーンで実践を積むことが出来ます。週末はバンコク近郊へ旅へ出たり、夜はクラブやバーにくり出してもいいですよね。遊びは予習復習です。とにかく頭の中を思い切り英語にシフトしましょう。様々なバックグラウンドを持ち異なる文化の中で生きる人々が、さらっと肩を並べて暮らすバンコク。その懐に入り、心溶かされてください。帰りにはどんなあなたになっているのか、とっても楽しみです。

さあ、忙しいなんて言い訳はもう通用しません。

ばっちりやりますよ!

 

スパークルジョイクラブについて

☑外国人と英語でコミュニケーションを取りたい。

☑英語で話したいが緊張してうまく口から出てこない。

☑お決まりのあいさつは出来ても会話が5分以上持たない

☑頭の中で英語を日本語に翻訳している。

そんな悩みを解決します!

経験豊富なイギリス人講師と日本人講師2名体制で授業をします。

今持っている語彙力を最大限に引き出し、やさしい英単語を駆使して自分の思いを伝えられるようになります。英語を英語のままで理解する。間違えても気にしないメンタルの強さを身に着けよう!

今回は最高5日間のチャレンジです!

 

www.facebook.com

 

 

 

子どものためのイングリッシュキャンプWow!! Japan Club

スパークルジョイクラブ X ままかグローバル

コラボのスペシャルカリキュラムでお送りします。

子どものためのイングリッシュキャンプ

WOW!JAPAN Club 

English Camp for Kids 

 

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子どももぶっ通し1日約4時間を5日間!

Wow!! Japan Clubは、日本文化や遊びを通じていろんな国の子供たちに日本のことを好きなってもらうことを目的に活動しています。海外育ちの日本人や他国籍の子供達が多く受講するこのコースに、プチ留学も乗っかっていきましょう!プチ留学の学校はイスラム系だから、南アジア(インド、パキスタン、バングラデッシュなど)アフリカの子ども達が多めですが、こちらは元気なバンコクっ子たちが主流です。タイの子ども達ともたくさん交流しましょう!日本の子ども達には親しみのあるテーマになりますので、全カリキュラム英語でも大丈夫。たくさんのゲームで体を動かして、考えるよりも感じる5日間。毎日たくさんのお土産をもらって楽しい思い出いっぱいです。

きっと英語が大好きになりますよ。

 

■キャンプ実施期間■

2019年12月23日~12月27日(平日5日間)

時間 9:30~14:00

場所 スクンビット23(Young Place 2階)

 

 丁度この前週12月20日にプチ留学が終了しています。引き続き、英語のシャワーを浴びたい!クリスマスを南国で過ごしてみたい!お母さんもう少し自由時間欲しい!そんな方にぴったりの5日間です。

 

質疑応答はツイッターで行っております。お気軽にフォローしてください。

mamakaboss@gmail.com

 

■参加者の概要

7歳~12歳のこどもたち。 

 

 ■費用■ 

☆Wow!Japan グループレッスン 

 受講料 7500バーツ

※ランチ代、資料、LINEグループサポート(ブリによる)は料金に含まれます。

※材料実費が別途1500B必要です。

 

前回のプログラム↓どう?面白そうでしょう!

Day1:Ninja
➢ Greetings
➢ Who is Ninja?
➢ Ninja Training
Day2:Manga
➢ Numbers and Colors
➢ Manga’s World
➢ Flip Book Making
Day3:Paper Planes
➢ Hiragana
➢ Japanese School Life
➢ Paper plane
Competition
Day4:Japanese Monsters
➢ Direction Words
➢ What is Yokai?
➢ Let’s make Yokai
Watch
Day5 Traditional Toys
➢ Action Words
➢ Spinning Top
➢ Summer Festival
Program is subject to change

 

 

WOW!! JAPANはスクールに直接お支払い頂きますので、参加表明だけでOKです。人数が集まりましたらLINEグループをつくりますので、そこで航空券やホテル情報のやり取りをしましょう!わたくしがお相手させて頂きます☆彡

  

お問い合わせ、お申し込みはこちら ↓

mamakaboss@gmail.com

 

ちょっと待って✋

その前週(16日~20日)は、伝説の20時間ぶっつづけアウトプット「大人のためのイングリッシュキャンプ・冬!」を開催しています!

 

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ママもパパもド真面目にストイック英語キャンプやってみたかったなら、ぜひ!お子さんをプチ留学に預けてご参加ください。

 

大人のキャンプくわしくはこちら↓

mamakaboss.hatenablog.com

 

www.facebook.com

 

 

 

やまない雨を待つよりも。

 

 

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先日、最後の親子が帰国し、過去最大級のプチ留学が幕を閉じた。企画も3年目になり夏、春、冬合わせると今回でたぶん6回目!

発熱、下痢、小競り合い、不登校、などありましたが、どれも笑顔で(半笑顔)で乗り越え、無事に終了してホッとしているところだけど

 

TLに並ぶ、嫌韓の文字に気持ちが沈む。

 

プチ留学のコンセプトは

「ここではないどこかへ」

紋切り型の社会や教育からはみ出した親子が集う。

別にはみだしっ子集まれ!って募集しているわけではない。勝手に結果がどんどんはみ出していくだけなのだ。

 

初年度は99%が放射脳だった。

放射能の話がしづらかったお母さんたちが仲間を得て一気にマジョリティーにのし上がり生き生きとバンコクを駆け回った。

その次からは放射脳とかぶって、不登校、発達障害が目立ち始める(全部のっけも少なくない)母子家庭も増えた。

 

そしてこの夏、日韓中ミックスっ子、在日っ子が合わせて3組も参加した。

 

たかだか3年だけど、この変遷を見てください。やはり日本社会の生きづらさをそのまま反映してるよなって思わずにはいられないでしょう?

  

在日18年のニューカマー中国人ママと日本人のパパ、中国育ちの韓国人パパと日本人ママ、在日100%のパパママ。帰化はしていたりしていなかったり。それぞれの家族その在り方で、アイデンティティも抱える問題も違う。

違うけど日本社会との関わりが生み出す問題が、余裕なく切実なのは、いうまでもない。

 

 

学生時代、私は社会学で(本当は芸術学科の油絵の人だけど)民族差別問題を学んでいた。差別を考えることはおもしろい。「おもしろいだとー!」と議論になったの懐かしい思い出だけども、もちろん差別は面白くない。でも差別について考えるのはおもしろい。差別をなくそうとか悪いことだということでなく、もっと人間の深い業を知るようなエモいとことか、日本という閉塞した集団が生み出すメカニズムについてのとか、そんな事からいろんなものが見えてくる。現在、移民としてタイに生きている私は、移民としての難しさも仕方なく知り、外から見てるだけでも息苦しい日本の様も、ますます分かるようになってしまった。私のアンテナが過敏に感応しているのではないはずだ。このところの分かりやすいあからさまな、無邪気にすら思える露骨なヘイトに目がしょぼしょぼする。

 

いいか、一度口から飛び出した言葉は喉に戻らない。メジャー番組のニュースで聞き苦しい言葉が飛び出れば謝罪をするが、その音はもう鼓膜に届いている。それは無意識の層となって天を覆い、やがて地上から降ってきて、きっと子らに刺さるだろう。通勤途中でヘイトスピーチに遭遇する。つり革に破廉恥な言葉が並ぶ。ネットにデマが溢れる。その風景が、あたりまえでいいもんか!と、私は憤っている。

私は言葉狩りも好きじゃないし、中身のない謝罪にも興味がない。

だけど今はそんな悠長なことを言っていられない。子ども達をこの無数の小石のような悪意から守りたい。急がないとズタボロになってしまうのではないかと焦っている。

 

誰だって、ただそこに存在しているだけの自分を否定されるような、そんな傷つき方してはいけない。

 

今回、在日ファミリーはおばあちゃんも一緒に来てくれていて(おばあちゃんと言うには若すぎるのでY子さんと呼ぶ)海の向こうを目指す娘に対する複雑な思いも話してくれた。

 

「私は奈良で産まれて、奈良で育って、奈良で結婚して、奈良で子どもを産んだのね。この世界しか知らない。とにかく、ただただ波風を立てないように、目立たないように、気を付けて生きてきた。だから、どうしてこの子はって思う笑」

娘が踏み出していきそうな、潰しのきかない人生が怖い。細かい心配ごとが山盛りのY子さん。

 

娘は、ルーツを誇りに思い日本で民族教育をしてみたいと思っていた。でも自分の今までのしんどさを思うと帰化して、子ども達をそっと日本人にしてしまった方が良いのではと揺れる。タイに来てから週替わりで悩んでいる、と笑っていたけど、タイに来てからどころではなく生まれてこの方、何度もこの辺りを行ったり来たりしているにきまっている。

もちろん、選択はどちらでもよい。正解はない。

これまで日本のルールに従ってきた。選挙権もなく自分たちの意志を日本人に預けてきた。また同じように「日本社会」に寄せていこうとすると、今まで通りの不安定さを我慢することになる。いつ情勢が変化するかわからない。ましてやいまこの国はなりふり構わず憲法まで変えようとしている。帰化すれば帰化人と呼ばれる。それでも、日本でずっと生きていくなら、帰化が妥当なのかもしれない。

私は、母親である彼女がいの一番に、このループから外れてみたらと思っている。いや、ぜひ、解放されて欲しい。誰よりも解放されて欲しい。

 「母も義理母も、同じ苦労をさせたくないと思ってくれています。自分達の苦労を惜しむことなく、私の選択を応援してくれるって。それはすごく感じています」と彼女は言っていた。お母さん達が、素晴らし過ぎる。子ども達のために必死で守ってきた小さい世界。その思いに報いるのは、「幸せになる」その一点に尽きる。

戦後70うん年、在日も3世4世となり、自分とは何かという苦しみを味わうのは、もういいんじゃないかなって思う。ましてやヘイトが嫌でも目に飛び込んでくる日常で、自分の心と、子ども達を守っていくのはしんどい。そして日本が変わるのを待っていると寿命が来る。

 

 ままかバーのレギュラーメンバーが言ってくれた大好きな言葉。

「この子たちの未来が、ほんとうに楽しみですね」と。

私たち移民一世は、まぁせいぜいこんなもん。でも私たちの子ども達は、私達よりももっと大きな翼をもって遠く遠く飛んでいけるでしょう。私達が見ることの出来なかった世界をきっと、知ることが出来る。どんな大人になるのか、ほんとうに楽しみでしかない。

それをY子さんにも言ったのよ。

「互いの家庭史上、初!ついに自分で好きな国を選んで生きる子ども達の爆誕です」って。だってそうでしょう?そこで産まれた者も、そこへ連れて来られた者も、私達の過去を彩るルーツたちは与えられた場所で懸命に生きたてくれた。繋がってくれたことには感謝しかない。それがあってこそ次の、素晴らしい世代が登場する。

自分で好きな国を選んで生きていく子ども達

Y子さんは、ちょっとびっくりしたように目を丸めてから嬉しそうに笑った。

 

  

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 子ども達は、第三国へ出て、そこから自分のルーツを見つめていい。ふたつの祖国を、悲しい感情でかき回される世の中から遠く離れた安全な場所でゆったりと眺めていい。自分というカルチャーを生きながら、もうひとつ英語というアイテムを手に入れて、ずっと好きなところで暮らせばいい。

 

この場にいたチーム東アジアが口をそろえて言っていたのは「ここはいろんな国の人がいて、とにかく楽www!」ということ。

日本を一歩出た生活は「なに人なの?ハーフなの?どことどこの?へー」という会話がごく自然に繰り返される。その解放感は半端ないはず。そもそも、長い歴史や複数の文化、ルーツをもつことが誇らしくなくてなんでしょうか。

大ままかバーの会場で、おもむろに飛び出した韓国語、中国語でのやりとりはめっさかっこよかった!子ども達はまだそれらを話すことは出来ないけれど、きっとその様子を胸に刻む。そうやって良きものとして自分たちの物語を昇華させてあげて欲しい。

 

それでね、こういう人たちが生きづらい世の中が、日本の子ども達にとっても生きやすいわけがないの。うまく人と付き合っていけず、排除されていく子ども達とどれだけ問題がかぶるか。差別はいつだって入れ替え可能なのだから。

あなたの周りにもきっと優しい人はたくさんいるけど、誰も声を出さず静かな存在で、あなたの脅威の前に立ちはだかってくれたり共に並んで戦ってはくれはしない。この国の人々は誰かを守ったり助けたりするのに、なんらかの許しが必要だと思っている。本当は誰だって自由に人を助けて、無条件に守られなくてはいけない。

理不尽に傷つけられて強くなるより、助け合って生きていく様子を目の当たりにして、自分も誰かを助けることがあたり前だと感じて、人を信じて育っていって欲しい。

そう思っています。

 

待ってますよ。

あなたの事を誰も知らない、第三の祖国で。