小事争論 こじ

アジア服・南国よろず屋ままかのボス。まだときどきちゃぶ台をひっくり返したりするけどだいぶ穏かになりました。

何もかも不思議ではない

先週は葛西臨海公園の水族館へ、今週は上野動物園へ。 今、つたないながらあらん限りのボキャブラリーで 思いのたけを語り始めた双子が非常~に面白い。 父も母もいろいろ見せて触れさせて、あっと驚くその 表情を見たくてたまらず、休みのたびに大家族の子沢 山はいそいそ出掛けている。のだがー。 水族館では「お魚おおきいねー」と大袈裟に母が 驚いて見せても「うん、おっきーね」とテンション並。 動物園で生ぞうさんに会っても「葉っぱー食べてるねー」 とこれまたテンション並。 水族館のレストランに金魚がいたのだが、それを見て 「ここにもおかちゃないるの」と水槽を嬉しそうに見つめ ていた。そうだ。この人達にはまだ「普通」がないのだ。 「珍しい」とか「変わってる」とか「ヘンテコ」とか、そう 言うのは経験豊かとか言って古ぼけた感受性で自分勝手 な分類をしては価値を弄ぶ大人の決めた絵空事である。 僕らにとっては宇宙人だってただ宇宙人に過ぎない。 そんな僕らがテンションマックスになったのは「ヤギ」。 いつもふれあい公園で触っているから珍しくないのだが むしろ「あ!いたいた!友達!」って感じ。凛はストーカ ーのごとくずーっと付いて回っていた。ひょうも激しく なでなで。何処に行ってもお絵かきしたいひょうはヤギの カリカリになったうんちで地面にアンパンマンを描いてい た。「それうんちだよ」って言ったら「あ」って顔して たけど女子高生の様にギャーとは言わない。うんちが汚い って言う概念も固着していないからね。 固定観念がないって、なんか強い。 水族館も動物園も家に帰ってゆっくり反芻すると、なんか 新鮮だったなーと思うらしくて、現場よりもテンション高 く思い出を語っています。いやまったく面白いんですよ。 で、そんな中一人娘が一大事業を成し遂げました。 な、なんと、 早々に 歯が生えちゃったのです。 mokaha.jpg 双子も早かったけど、この人なに!早熟! ヨダレだらだらで家族の食卓を見つめているのだ。 一本の歯をキラリと見せながら・・・ ueno01.jpg そしてオマケは兄貴達の上野動物園デビュー記念写真。 将来のエンゲル係数が心配な上村家である。