小事争論 こじ

アジア服・南国よろず屋ままかのボス。まだときどきちゃぶ台をひっくり返したりするけどだいぶ穏かになりました。

独りぼっちのうたた寝は1

またしても更新が滞りました。

なぜって、現実に筆が追いつかないからですよ!

目下りんのすけがインフルエンザで発熱中。その3日前までひょうのすけが発熱&下痢で、恐らくこれも今思うとインフルエンザだったかと←医者行かず。なんだかずっと誰かの看病をしている毎日です。

そんな事になる前にも、ちょっと大変だったことがあって・・・

ある日の晩御飯でモカが、ふと箸を止めて「もかちゃん、もうすぐ日本に帰りたくなっちゃうかもなー」とぼやいたのです。なんだかあまりいい顔をしていない。嫌な予感。

「もかちゃんね、お教室でね、いつも独りぼっちなんだよ。誰も遊んでくれないの。先生はお友達になってくれたけどね、お友達はもかちゃんのこと嫌いみたいで、一緒に遊んでくれないんだよ」

はー、衝撃的。

もちろん言葉の壁があるので、こういった事態は想定内です。しかし4歳女児にそのハードルが来るとはちょっと想定外。だってレセプション1と呼ばれるこの幼児部クラスは、ふんわかほんわか宿題もないし競争もない世界なうえに、家の妹は自由でかなりのタフレディー。まぁ安心していたんですわ。双子兄のメンタリティがケアのポイントになると思っていた。

「おもちゃどうぞしたり、お歌とかやったら?」と言うと「やったよー。ねぇねぇって英語わからないから肩をポンポンってしたり、おもちゃ取って上げたりしたけどそれだけだよ。仲間に入れてくれない」目に涙を浮かべながらも、泣かない様に顔を真っ赤にして話している。

「先生のお話も解らないから、眠たくて眠たくてつらいの。お歌もスイミングもひとりでやってるみたいでつまんない」誰とも言葉を交わさず干渉もされないから居眠りばかりしてしまうらしい。孤独と眠気と闘うその時間およそ7時間。

これを1か月以上も、続けさせてしまった。

インターでは本当によくあることで誰もが通る道だとは思うも、一応先生にご報告をした。「本人も努力してるので、1日10分でいいからゲームやお歌などお友達と笑う時間を持てるよう助けてやってください」と。

思わず車内でヌイさんに「モカ、友達いないみたいなんだよねー」とつぶやくと「え!」と「迎えに行くとドア付近で、いっつも独りで待ってるんですよね。ああ・・・そうか~」

すぐ友達なんて出来ますよーとは言わなかった「それは、大変な問題です」と。

「私だったら、転園させます。日本人幼稚園に行かせます」と。

もう子どもが淋しい思いをしてるなんて、タイ人のヌイさんには耐えがたいらしい。私も転園については考えていたので、ヌイさんの過保護ぶりにちょっとホッとさせられた。

今のお友達や先生に悪意はまったく感じられない。レセプション1は小さい子供の寄せ集めだから、英語が出来るとか出来ない以前にまだお友達と遊ぶと言う事自体が難しそうなのだ。そしてやはり学校と併設されているので、お遊戯やお歌、クッキング等のお楽しみタイムより、お勉強っぽい時間の方が多い。もっと世代の合う子ども達が子どもらしい時間を持てるところに転園させようか・・・。とうたんに話すと「いっそ行かなくてもいいよ」確かに。モカにはまだ小学1年生になるのに2年もあるのだから、英語の基礎さえどこかで習っておけばいいのだし。ちょっと引っ掛かりを感じながらも、「虚無の世界」から引き上げる心の準備は出来た。