小事争論 こじ

アジア服・南国よろず屋ままかのボス。まだときどきちゃぶ台をひっくり返したりするけどだいぶ穏かになりました。

夏の映画鑑賞会

夏風邪メリーゴーランドが終わった・・・ 後は百伽の中耳炎が治まればひとまず。 はぁ~、長かった!! 友人が23枚ものDVDをどうにかしてくれて、今や我が家は ちょっとした子供シアターと化している。 ついにディズニーが上陸。 忍び寄るジブリ。 今更逆らいませんよ・・・ええ。 むかーし、パチンコの景品で貰ったもののけ姫のビデオを・・ ↑「ビデオ」だからね。時代を物語るねえ。 試しに見せてみたら、ドロドロになった妖怪変化さながらの 神様やスパンコロンと落ちる首や腕やにあっという間に心 奪われ、「あらーこんな凄かったっけ、やべえなあ」と思う 母の心と裏腹に「見る。もののけ!見る!」と毎日神妙な 顔をしてスパンコロンを見続けている。とにかく2歳半児は 同じ物を繰り返し繰り返し見て飽きない。すっかり理解を しては更に親和感を募らせて更に見る。 映画好きの母だが、生涯に繰り返し見た映画ベスト10上位に 「もののけ姫」「だだんだーんとふたごの星(アンパンマン)」 「白雪姫」がランクインされ続けるに違いない。 で、新しい23枚。これも大事に繰り返し見るつもりでいる。 まずは「ダンボ」でも見ようっかなっと。 サーカスについて、そしてなぜダンボが仲間や人々に 蔑まれるのかを前提として知らないと理解に難しいだろうと ちょいちょい解説しながら見進める。 ドロリドロリもスパンコロンもはひふへほーもないので ちょと退屈そうに見ていたが、ダンボがおばさん象達に 邪険にされるシーンでは思わずひょうが画面に向かって 「なぜ意地悪するのよ!め!め!」と正義の一声。 橋田壽賀子並みの虐めに不幸。これも母一緒に見ながら 「わーこんなすごかったっけなぁ私もちとつらい・・・」 と内心ハラハラ。ダンボのママのジャンボが、ダンボの為に 大暴れ。檻に隔離され小さなダンボはひとりぼっちになって しまう。相棒のねずみとその檻へ母を訪ねていくが、姿を 見ることは出来ず、親子は長い鼻を絡めて互いを確かめ合 う。抱いてやれない息子を鼻ブランコに乗せて揺らしてやる とダンボはボロボロと涙を流すのだが、これを泣かずに 見られる人はいないだろう。私も思わず泣けてきたが、 ふと気付くと声も出さずに凛之助がボロリボロリと涙を 出しては拭っている。彪之助はいたたまれずモニタの前を ウロウロ歩きながら口をへの字に曲げて涙を溜めていた。 へーーー! 2歳半、あなどれない。 こんなにわかっちゃうんだ! ぐっと現実に引き戻された母なのでした。 驚いた。 でも、きっとそうなんだよね。 良い物も悪い物もスポンジみたいに吸収してしまう今。 難しいとかどうかなんて大人の尺度で、そんなの関係なく きっともっと感性で好きなように咀嚼していくんだなあ。 で、勝手に吸収するにしても、やはり大事なのは解説かも。 VTRを流しっぱなしで私が用事をしていたものと、一緒に 見てあれこれしゃべった物とは、理解するための手がかりが 多いからかそれだけ愛着を持つ様だし、次に二人だけで見て も集中力がぜんぜん違うみたい。 ちなみに、百伽はお歌や踊りが出てくる白雪姫や、何度も 同じテーマ曲が流れるアンパンマンが兄達に負けず大好き。 お馴染みのシーンが来ると体を揺らして、キャッキャと 笑って手拍子している! そして興奮の余り椅子に掴まって・・・立ってしまった! ついに、掴まり立ち! 8ヶ月児もあなどれない!