坐骨神経痛3
んで、鍼初体験からどうなったかと言うと、やっぱりそのまま完治
とはいかず・・・。全身症状は驚くほど良くなったけれど、どう言う
訳か右足の膝から下に痺れと痛みが激しく集中。
足をやや上にしてゴロゴロしていれば恐る恐る時間は過ぎて行くが
やっぱり歩けない事に変わりはない。とにかく立ち上がると足の裏
から膝までが言いようのない痛みに襲われて、涙が出てくる。
ああー1日も早くこの状態を脱却したい!、と連休中は毎日自転車
でちゅーっと通ったのでした。初日の劇的な変化は見られないもの
の通うたびに少しずつ良くなる。長さ5.6cmありそうな針を背中に
4本、眉間は第三の目に1本ぶっさして帰宅。
それが動くと何かに当たってうーっと痛みが走るが夜まで我慢して
ダーちゃんに外してもらっていた。そんなお休みの日々。
お蔭様で今朝はびっこながら歩いて保育園までお支度に行けました。
素晴らしい、鍼。
でも~今日は鍼さぼっちゃおーう。
そんな暢気な事言ってないで真面目に通えってねぇ、でもでも。
いやー、先生がすごいのよ。
最初に会った時は「神」に見えたけど治ってきたら「どんぐり」に
見える。ピカピカちっちゃくて元気などんぐりじいさん。
明るくておしゃべりで=おちょこちょいで落ち着きがなく
おおらか=不衛生、人気者=お調子者 なんである。
1cm角のテープに1mm程の針がついている「置き針」と言うのが
あるのだが、こいつを剥がすだけなのに皮膚まで一緒に剥がしそう
な勢いで皮膚を引っかく。思わず「自分でやります!」と言って
奴の手を抑えてしまった・・・。新しく置き針をする時もかなり
乱暴で、爪でツボを探ってるから痛いのか、爪自体が痛いのか
わからない位作業は早くて激しい。まるで目に見える痛みを
追いかけ回しているようだ。一通り針を刺して置いて終わると、
恐怖のダンスタイム・・・。私の両親指付け根のふくらみにある
ツボを先生のなんで真っ黒なんだかいつも真っ黒けの大きな爪が
ぎゅーっと抑える。さぁお尻フリフリして~クルクルクルクル~♪
向き合って両手を繋いでお尻フリフリ楽しそうな私達♪
これがもう、痛いのなんのってツボじゃないのよ、爪が痛いのよ
~!!!ギャー!ギャー!と叫ぶ私に「後10秒我慢して~ハイ、
1.2....10!とか言っちゃって~頑張れもう10秒!ハイ、1.2...」
「殺す~殺せないならいっそ殺して~」と心で叫ぶ私。
本当に痛いのよ・・・。もうイヤ。そんな感じでほんの15分やそこ
らなのに帰りには腕一本のあちこちに青アザが出来ている。
まるで交通事故に遭ったみたいなのだ!!
ああ、どんぐりじいのウキウキ顔が夢に出そう。
坐骨神経痛が死ぬほどつらい時は通院も苦痛じゃなかったんだ
けどねぇ・・・こうして治ってくると、イタイとイタイの交換に
行ってるようで・・・
ええ、贅沢な話ですよ。また神経痛が酷くなったら泣きつくくせに。
1000円でここまで治してもらったのに。
一昨日は院のお休みだったので「来てもいいよ」と言われていた
けれど、遠慮して家でじっとしていたのだが「来ないから電話した
んだけど出なかったね。どこ行ってたの?」と驚きの発言。
「電話下さったんですか?!」「うん、お腹痛くなって入院しちゃ
ったかと思って心配しちゃった」って。ああ、そう言えば子機が
双子のおもちゃになっている間、電話が鳴ったけど本体まで歩いて
行けず諦めたのが1本あったっけ。「どこ行ってたの?動けないの
にー」と。あ、この距離感。我々もう友達?・・・らしい。