小事争論 こじ

アジア服・南国よろず屋ままかのボス。まだときどきちゃぶ台をひっくり返したりするけどだいぶ穏かになりました。

バンコクでヘアカット!

バンコクで髪を切って貰うのは簡単な事です。

が、

思い通りの仕上がりにするのは難しい。

ま、それは日本でもタイでも難しいものですよね。

金額とテクニックが必ずしも比例していないのも同じです。

でも、こちらの価格差をご覧ください。

福岡の900円均一的な床屋さん(子どもは帰りにうまい棒を貰える)的な

庶民派メンズカット 80バーツ(子ども40バーツ) 洗髪、うまい棒なし。

でっかいパーマ釜が置いてある風な(実際にはありません)

庶民派レディースカット 200~400(洗髪含む)

80バーツに発言権などありません。短め、長めくらいなら聞いてもらえるけど。

さすがにレディースくらい払うと、丁寧にやってもらえます。

しかしやはりヘアデザイナー主導ですから、なにをどうディスカッションしても仕上がりは先生のご意志によります。

一方、外国人や日本人を相手にしたヘアサロンは、仕様も価格も日本のそれと変わりません。

カットで400~1500でしょうかね~

ちなみに400はタイ人経営のちょっとお洒落目なサロン。

日本人が経営しているとこは800~じゃないかしら?どうかしら?行った事ないのですが?

先日、私はインナーカラーしようと思ってですね、ほら髪の内側だけ色が違ってるやつですよ。

ic01.png

いやもうモデルさんはかわええけど、おばちゃんは白髪が目立ってきて仕方ないからこれや。しかもセンシティブスキンだからケミカルの白髪染めは拷問。長年ヘナを愛用しており、したがって大きなカラー変更不可、パーマが掛りづらいなどの制限があるのです。出来る事が少ないねん。

で、スクンビット39にある、理髪を忘れた理髪店「ゲーガイ」へ。

パーマ屋さんなのに髪を切ってる人はいません。

駐在マダムの間では爆安ネイルで有名です。

ジェルネイルで手だけ600くらい?すか。かく言う私もネイルで行ったんだけどついでにインナーカラーもお願いする事に。

カットはしてないけど、白髪染めのリタッチしてる人はいっぱいいました。

あ、もちろん日本人はやってないけどね。

日本では髪染めだけ、って言いづらいですけどこちらではやりたいことだけでOKです。

私の担当は、鬼がわらさんみたいなグルグルパーマのおばちゃん。

「内側の色抜いて~」って言うとすぐ薬を作ってくれましたが、なんか見慣れた白い粉が入りましたよ!

それって、お洗濯用~~?かな~~?

だから仕上がりまではクイックリー。あっという間に脱色完了。

でも、途中でコロっと髪留めから髪の束が顔前に転がってきちゃって、このまま洗髪台へ上がれば顔に乗る計算。

こんな時に限っていつもあんなに人が余ってるのに誰も側にいない。今のうちに手でどけるか・・。顔VS指だったら、顔の勝ちですわな。指でちょっとつまんで、ピンの中へ無事納め・・・たら~~~、イタタタタタタ!指の先っちょの皮が溶けてる!「鬼がわらさん!」こんなことなら早く呼べば良かった。「指痛いからなんか拭くもの」「え~~ない」「どいて!」と洗髪してる人の横へ行って脇から手を洗わせてもらいました。

安いところは、自分のこと自分で守る代分、安いんだと思って下さい。

脱色してるうちにネイルも出来上がり。全部で1時間ちょっと。

クリスマス前なんかに来ると、逃げないように来た人来た人どんどん足だけやって座らせて、待たせるだけ待たせるので、しっかりおしっこしてスマホ持ち込んで下さい。4時間は覚悟。

で、ここでも鬼がわらさんのセンスが全てなのです。

内側だけ抜いて、その後ちょっとおしゃれ系のサロンでモード系の前下がりボブにしようと思っていたのに、乾かしてみると思いもよらぬ所の色が明るい。

鬼がわらさんは「中だけだと見えないから、外にメッシュしたよ。よくない?」と得意げだ!ドヤ顔だ!

「いいね!」って言うしかないじゃん。もう出来あがっちゃってんだもん。

そして、どこか懐かしい・・・・

これは80年代を青春に持つものの甘酸っぱいイマジン。

全体的な感じは八紘一宇でブーム再燃の三原じゅん子

junko.jpg

仕上がり的には、まーくんの時の仲居君

nakaikun01.jpg

まぁ船橋市出身だしね。落ち着くよね。

たぶん施術が300の薬が200バーツくらいか?

ちなみにカラー剤は自分で買って持って行けば怖くないし、薬代分お安くなります。

面倒臭がらずに今度はそうする。

次の日、学校の運動会だったんだけど、ムスリムのママ達には見せられないから帽子脱がずに1日がんばった。

姉の結婚式に張り切ってスキンヘッドに和服で参列した経歴を持つ友だけは誉めてくれた。

「あつこさん、素敵です!」

ありがとう。あなたも市原市出身。

落ち着くよね。