小事争論 こじ

アジア服・南国よろず屋ままかのボス。まだときどきちゃぶ台をひっくり返したりするけどだいぶ穏かになりました。

あの頃の未来に僕らは立っているのかな

 

みんな!

9年よく生き延びました。10年目おめでとう!

 

 

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3.11当日。本当に運よくばあばいてくれて助かった。保育園からお友達の子も引き取ってくる。水がチョロっとは出たので急いで米を炊く。この後、タッキーもこの子のママも一晩かけて帰ってくる。被害の大きさはまだ不明で、きっと3.4日で同じ明日が戻ってくると思っていた日。

 

 

あの頃の自分に、今こんなんなってんのやでーって言ったら、ちょっと待っていま疲れてんねん!未来のことなど知るかボケーーーー!って聞く耳閉じたでしょうねwwww

前々回書いたことが、ほんの数日で現実になりました。

「ニッポンの脅威」はおとなしく、タイ人を怖がらせないように暮らしております。

今週もお話会があったけど我が家の娘不調により延期になりました。家族が多いと全員が万全の日なんてないから、もうこのまま誰とも会えないかも・・・;つД`)

 

 

8割の人間が治る病気

あなたのそばに感染者はいない

明るく過ごしていれば病気にならない

 

私もそう思ってる。

そう言ったりもしますよ。

だけどこのフレーズに潜む毒が多くの人を傷つけてきたことも知っている。

「大した事ない」「気にしすぎ」「あなた大丈夫?」

これらは、侮蔑です。気にし過ぎ=頭悪い、です。

ああ、それから最近よく聞くのは、あいつら(放射脳)がまたデマを流してる。それで東京がいったいどうなったって言うんだよバカってやつね。

 

誰もが正解を知らないのに、どうして人を蔑めるのでしょうね。ただ誰もが自分の信じたい情報を選んでインプットしているだけ。どんな気構えでいようと、お互い運よく生きているだけ。普通に見える東京も、普通かどうかわからない。少なくともデマを流したと言われている人たちは、未だに東京には入れない。なるべく行かないように暮らしています。命と引き換えに変えた生活、まだ収束していない日々の対策。きっとそんなこと、知らないんでしょうね。デマだけ流して平気な顔して元の暮らしにもどったと思われてるんじゃないかな?どんな事にも、自分の目に映ってない部分があるのでね、自分と違う感覚の人を馬鹿にしちゃいけません。

それでも放射能の時は、孤独を自分で選ぶことができた。私を気にいらなければどうぞ無視してください、でOKだった。

ところがウイルスはそうはいかない。誰かの協力がないとおさまらない。

 

思い煩いにやられず明るくいること

やれるだけの事はやって、清々しくいること

差別はしないできちんと区別する

きちんとした区別を人間関係でズレさせたりブレさせたりしないこと

 

これ私達が賢智を仰ぐお医者さまでも、大学の先生でも難しいでしょう。宗教家も悩むところです。誰にも恨まれずにこれができる人はいないのではないかしら。

自分の中にある恐れを「穢れ」に変えることなく「防御」し「逃避」し「保護」しなければなりません。多くの愚人は「穢れ」に触れたとたんに「拒絶」をします。

 

台湾では自宅待機のお宅に政府が食料を届けているんだそうで。

こういう気遣いをされると、差別され隔離されているという感覚から、あぁありがたいな頑張って籠ろう!って認識に変わりますよね。

国がこうやって生活に手を差し伸べてくれることは、必ず心のゆとりを生むし、落ち着いて問題と向き合うことができます。隣の人と力を合わせて乗り越えていく環境が整うのです。台湾だけじゃなく、様々な国の対策がどれも素晴らしく、改めて国の役割と言うものを考えさせられています。

 

そんなあたたかな思いをせず、9年間

私達は自分で自分を励まして、癒して、なんだかんだ9年間

生きました!

もう淋しいという感覚もありません。

 

でもどんな国に生きようとも、今度の課題は平等にふられています。

ひとりぼっちだからこそ頑張れたのかもしれない。その私達が、全てのどなたかにお願いをして、共通認識でみんなみんなで疫病を退散させなければ。

 

私たちは試されていますー。あぁぁぁぁ

国なしで立ち向かっていますー。

 

接客するだけで「濃厚接触」

ウイルス以上に人間関係が困難

 

なんの皮肉なんですかねwこれ

 

 

人をひとつにするのは、科学的真実しかない。

その積み重ねでしか人は救えない。

粛々とたんたんと、できることを。

大事なのは、いろいろあっても総じて幸せ!って気持ちだね。

 

2011年3月11日から10年目を迎える今日。

私は、あの頃よりも世界中に味方がいるような感覚で生きている。

少し視界が広くなった。

そのことはとても気分がいいし、私を強くさせている。

世界には、もちろん日本にも、たくさんのキレイゴトを胸に抱いて、今日も恥ずかしげもなくずうずうしく生きている同胞があちこちにいて、私は彼らの威を借りて日本に向かって大きな声でキレイゴトを叫び続ける。

 

ありがとうという気持ち100倍増しでゴージャス人生です。



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計画停電中の双子。3人幼児ワンオペ家庭に無理を強いる政府。こういう日は映画上映会と名前をつけて乗り切る。いつ誰が💩って言いだすかハラハラしたっけよー

 

さぁまた1年生きましょう!