小事争論 こじ

アジア服・南国よろず屋ままかのボス。まだときどきちゃぶ台をひっくり返したりするけどだいぶ穏かになりました。

縁えにし、手繰り寄せるその手のひらは・・・カサカサ。

縁と言うのは不思議なものです。

あれだけ仲良かったのにもう会えない人や、なんだかんだ何十年も付き合っている人もいます。どうしてそうなったのかなぁって考える時もあるけど、そういう事ってコントロール出来ないことなのかもなって、最近はほとんどそう思う。出逢いもしかり。
 
突然ですが

大ままかバーの会場が決まりました。

 
 
最初はホテルの3 bed room でも取って、みんなでそこへしけこんじゃえと思っていたんだけど、よくよく考えてみればプチ留学家族だけですでに40人以上。そこへ在住チームが加わると、少なく見積もっても50人超え。ロビーの前を50人がコソコソ出入りするのにはいささか無理があります。団体客も多くロビーが手薄な大型ホテルはすぐに思いつきましたが、そこの一番広い部屋がおよそ160㎡。う~~~ん。トータル160なんだけどリビングがそんなに広くないんだよなぁ。60人も入ったら座ってられないかもしれない。もう頭の中ではひとりでも減らそう消し去ろうと「歓迎」とは真反対の発想になっていきます。さすが在住チームは「わたしも呼ばれるよね」「ちょっと寄るね」と人の気も知らないでおおらかなお気軽発言。ダメ元で企画をそのまんまホテルに問い合わせてみるとやっぱりバンケットルームのレンタルを勧められます。でもなんか違う。だらだらと好きなとこへ座って時間も気にせず好きなだけ話が出来て、食べたいものを持ち寄って、誰にも気兼ねなく出たり入ったり出来る。そう、それがままかバー。ホテルのスタッフがかいがいしくケアしてくれて、ソフトドリンク付き制限時間3時間でお一人様500バーツとか、ちょっと違うんですよね。それだと子沢山のお家の負担も大きくなります。あぁ・・・どこかのお金持ちがお家を一軒貸してくれないかしら・・・とAirbnbを検索し始めました。「ママと子ども達でパーティーしたいんだけど」と正直に言っては、プロンポンのインド人にふられ、アソークのインド人にふられ、広くてイベント歓迎を探していたらもうパタヤじゃん!
 
地図上をうろうろしていてたら、ふと見覚えのあるお庭とエントランスの画像。あ~ここ・・・。今住んでるアパートからもほど近く、娘の学校からも近いので去年はこのホテルのジムに通っていたんです。日本から住居を探しに来ていた時には宿泊もしていたので中の造りも想像できます。そうそう確かにここはサービスアパートメントでもあったなぁ。古いけど部屋は物凄く広かったっけ。レンタルしてるお部屋は160㎡の2BED。やっぱり狭いかも知れないが、リビングが大きければ大丈夫かも・・・とりあえず問い合わせをしてみた。ホストはノルウェーに住むタイ人の女子大生らしい。それだけでもうすげえな。その時夫タッキーが「もう家でやろうよ。家具を片付けて庭とプールも使えばなんとかなるんじゃない?その方が気楽でしょ」と。だよねぇ。それは大いに一理ある。じゃあ断られるのを恐れず正直にホストさんに言っちゃおう。「実はパーティーをしようと思っていて、50人位部屋に入りたいの」「それならバンケットルームに」「いやそうじゃなくてイメージ的には・・・」私の方が返事を1時間に1回くらいしか出来なくて、なかなか話が進まない。お互い時差もあるから仕方ないんだけど事前承認もタイムアウトしてしまったし、いっかいまとめてスパッと話したい。「時間を決めて話しませんか?いまそちらは何時ですか?」「6時半です」「6時半?6時半なの!?あれ?あなたタイにいるの?」「あれ?あなた日本じゃないの?」「(お互い)私はバンコクにいます」なんでノルウェーって書いてんだ。「もし部屋でパーティーをするのが規約に反しているとか誰かに迷惑を掛ける可能性があるとしたら、諦めます。それにリビングに50人入るかどうか」と言ったら「そんな規約ないですよ!是非パーティーをやってください。でも160㎡に50人はちょっと混みあいますね。Airbnbにはポストしてないんだけど、実は230㎡のペントハウスもあるんですよ。そこをお貸ししましょうか?」ときたもんだ。この世には160㎡の部屋と230㎡の部屋をどっちがいい?って聞ける女子大生が存在するのです・・・いやっありがとうお金持ち!お陰さまで助かります!「わ~~~~是非お願いします。画像を見せてください」「これは日貸しはしないのでAirbnbにはアップ出来ないのです。でもあなたには特別1日お貸しします。写真をお見せしたいのでAirbnb降りませんか?なんなら本物を見に来ませんか?」あれ?んん???ちょっと待って。降りる?見に行く?おいおいおい・・・これあかんやつや。どうするわたし。「私はこのシステムから降りません。その方がお互いにとってリスクが少ないと思います。ここにその物件をポストして下さい。お願いします」と言った。これでふられたらしょうがない。「わかりました」「でもここに写真はあげられないのです。いま160㎡の金額を230㎡のものに変えました。よかったら購入して下さい。なるべく早く。はいどうぞ」おえええちょっと待ってなんで急にせかすのか。
あぁ!ア、ア、アイコンはかわいい女の子だけど、もしかして中身はおっさん!?ノルウェー在住の女子大生じゃなくて、サトーン在住の髭もじゃハゲのおっさんが私の財産とボディを狙っているのか!230㎡の物件なんて本当はないのかも!
 
「とにかく、どうにか画像を見たいのですが」
「どうやって見せたらいいですか?」
「ここへ送って*****yahoo.com」
---------------------------センシティブな内容です削除します(Airbnb)ーー
「あなたFaceboook持ってないですか?そこに画像はないですか?」
---------------------------センシティブな内容です削除します(Airbnb)ーー
検閲!?うわぁぁ恐ろ新鮮~~Airbnb。
 
「じゃあLINEは?」
LINEのIDは無事に交換出来ました。そこから先はLINEでやりとり。
「Airbnbではたくさんお話し出来なくてすみませんでした。あなたったらNGワード連発でヒヤヒヤしましたよwもう少しでロックアウトされる所でした!」テクノロジーすげえなおい。
 
そして
 
うほほ、ご機嫌な画像がいっぱいやってきました。これはやばい素敵すぎるウソ臭すぎる。Airbnb噛ましてるから契約の解除はいつでも出来るので、彼女の要求通り入金を済ませ「これ明日か明後日に見られますか?」と、突然現物を見る気になったわたし。だって8月までこれが存在するのかどうか、心配して生きる事に耐えられなかったんだもん。「明日はわたしSuperBusyなんだけど、9時から10時だったらなんとか大丈夫。来られますか?」「もちろん家から5分ですw」その日は私もスーパービジーで、学校の三者面談で2校周って子ども達の成績表をもらい、その後六秒さんをおこめ家族の元へ送りにヤワラーへ行くっていうミッションがあったんだけど、それでもその前に行く事にしました。お布団に入ってから、この子はこの物件のオーナーじゃなくて、ホテルの営業さんかなにかかも知れないなぁって思った。だからポスト出来ないとかなんかかんか言ったりしてたのかも。明日はフロントの中で制服着ているかもね・・・と思ったのでした。
 
翌朝、ロビーにやってきたのは、アイコン通りの可憐な女の子でした。シャネルのバッグは本物そうです。フロントの人はフレンドリーに彼女にカードキーを渡したけれど、両手で渡すその仕草は同僚に対するものではなく、やはりお客さんに向けられたもののように見受けられます。
 
彼女はいったい何者なのか・・・
 
 
それではご覧いただきましょう。
大ままかバー宴会場 230平米、大バルコニー付き。
衝撃!娘のお気に入りの部屋は、メイドさんのお部屋だった!
 
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うひょ~~~♪
 
 
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もう在住チームを心で拒む必要はございません。バンバン来て下さい。
 
全部で部屋を3っつ見せてもらいました。95㎡ 160㎡ 230㎡と。どれも素敵ですが、やはりこのペントハウスに勝るものはなかったですね。全部の部屋の鍵を持っている彼女。「ここの部屋を買おうとしたら、販売価格はいくらなんですか?」と買えもしないのに聞いてみたら「ここは賃貸だけで販売はしていません」との答え。つまりここの部屋はすべてホテルの物ってこと?彼女のものではないってことかな?そんなカマかけてないでちゃんと聞けっての。まぁ謎めいた話にはどうしても金の匂いがするのでなんとなく突っ込めず帰ってきた日本人的なあれでした。後日聞いたら報告しますw とにかく大興奮でした!写真は彼女と六秒さんから拝借してます。
 
もちろん東京にもお金持ちはいるし、この位の場所はあちこちにあるんでしょうね。でも、ほとんど庶民とは関係がない。しかしそこがタイランド。突然にまったく意味不明に転がり込んでくるあたりが物凄くバンコクミラクルだなぁと思うのですよね。
 
この日の三者面談では、ずいぶん余計に誉められてとても良い成績を頂きました。プチ留学のインターに至っては、超短期留学だったにも関わらず各教科の先生が面談にどんどん首を突っ込んできて、双子との面白かったエピソードを教えてくれます。この子達は素材の事とか良く知っていて、何かちょっと教えるとめっちゃ乗ってきて楽しかった!とかね。タイ私立の方も、ついにタイ語を通訳しなくても全部ついてくるようになりましたよって先生が感慨深げに話してくれます。とにかくその、子どもにとっても興味持って向き合ってもらってるんだなぁって思ってね。
 
部屋にも彼女にも感動して、先生も素敵で、六秒さんと子どもらは仲良しだし、おこめちゃんは無駄に茶色で、とても幸せな1日だったなぁ。
 
私は思うんですよ。どれもこれも当たり前じゃないなーって。
 
しみじみ。つくづく。
プチ留学にも、ありがとうです。
 
しかし持ってるな~わたし。ふふふふ引き寄せるで~~まだまだ~~~おりゃおりゃ~~~
 
そうそう、これはAirbnbで一泊の契約しています。実は朝食がついてまして、いやぁ契約社会なものでどうにも仕方ないんで、これままかファミリーで頂いてしまってもよろしいでしょうか・・・?
いやはやさーせん!恐縮です♪