小事争論 こじ

アジア服・南国よろず屋ままかのボス。まだときどきちゃぶ台をひっくり返したりするけどだいぶ穏かになりました。

ヤーヤーヤー!デモが来た!

なんだか騒がしいなと思いつつ作業をしていたんですよ。

ピーピーピーピーピーピー って、なによぉ~

ん?ピーピー?

笛ってことはあれか、ポリスかデモかその両方だな。

えーついに来ちゃったかな~デモ。でも出てって何にもなかったら守衛さんに恥ずかしいし、片付けも続けたいしう~んって悩みつつ窓から音の方を見ていたら、眼下を大家さんがサンダルで突っ走ってった!

おっしゃこのタイミングだ!行けー!

と、私が降りて行くとすでに我がアパートメントのスタッフ一同が腕を組んで集まっていた。住人達も手に手にタブレットやらスマホを持って降りてくる。ナンリンチー通り唯一のスーパーマーケットTopsにデモ隊が集まり始めているのだ。

「パイドゥー(見てくる~)」って言うと笑っていけいけと手を振ってくれた大家さん。

渾身の一枚と、満身創痍の動画を1分撮ってスマホの充電は息絶えた・・・

渾身の?

↑渾身?にしてお粗末。

じゃ戻ろうかな。

って、帰って作業をやっているとピーピーがガーガーズンドコズンドコに変わってきた。あれ?もしかしてヒートアップしてる?ベランダから見ると、ややや!巨大な国旗でTopsが見えないではないか。丁度子ども達が帰ってくる時間で、さぁ車は入って来られるか・・・今日もヌイさんのお迎えなので安心してますがね。

「ただいまー!」とひょうが飛び込んできた。

「モフッ見た?凄かったでしょう」

「うん!見た。大丈夫だった」

モカが開封済みのチョコバーをレッドビッキーズのキャッチャーさながらに手に持って入ってきた。「お寝坊したらおやつの時間が終わってたから急いでチョコを開けたら、ヌイさんがそのまま連れてっちゃったの」りんとひょうの水筒もりんのリュックの中にまとめて入っていたし。ヌイさん大急ぎで3人を車に押し込んで帰ってきてくれたんでしょう。宿題はちゃんと忘れず入っていました。

「オクサン!モフッマーレーオー!」にわかに興奮気味のヌイさんが満面の笑みでりんのすけを連れて来てくれ、我が子らはこれでひとまず安全地帯へ収まりました。

さて、そうなると今度は出たくなる。

ますます白熱する路上へと心は急かされる祭りばやしが俺を呼んでる!

「ねぇ、ちょっとだけ写真撮りに行ってもいいー?」

せっかく収まった子どもらを引き連れて門まで行くと、守衛さんがアパートメントの子ども達がうっかり出ていかないようにがっちり施錠中。大人は隙間から出してもらって撮影をしていた。

うわーさっきとは桁違い!

↓youtubeです爆音注意

勢いの出てきたデモ in Nanglinchee

うちのアパートのお掃除のおばちゃんが熱烈反政府指示で、どこに持っていたのか自前の旗を振り振り応援中。他スタッフはそのおばちゃんを応援中。

僕らは出られない

子どもは出してもらえない。

せっかく撮ったタイムリーな映像を是非youtubeに!と思ったけど、ネット界も混雑極まりない状態でまったく繋がらない。電話も混線中。

うーん

今日に限ってとうたんは携帯を忘れて行っちゃって、どうせ繋がらないんだけどさ。

このまま大音響が続くと避難を余儀なくされるなあ・・・って思っていたら

あれ?

終わった。えーーーー!!終わったの?

昼過ぎからぐずぐず始まって、がーーーーっとなったらパタッと終わった。

そして本日、バンコクは非常事態宣言が発令され、最悪は軍事制圧の可能性が出てきました。そうはしないよって言ってるけどねぇ。だんだんきな臭くなって来ましたぞ!

明日の学校はどうなるのかしら?

今の時点で不明なの。のんびりタイランド。