小事争論 koji-souron

アジア服・南国よろず屋ままかのボス。まだときどきちゃぶ台をひっくり返したりするけどだいぶ穏かになりました。

闘う子ども。登園2日目の事故

さて、リンノスケがすごい顔して帰ってきました。

今日は登園2日目だったのですが、朝のおやつ前の手洗い場でせっけんを取ろうと伸びあがったところ足場が濡れていて、すべって転んですっとんとんっと唇脇をなにがしかの角っこに強打。自分の歯で頬の内側を切っての大流血・・・だったそう。詳細はヒョウが教えてくれました。そしてさっき知ったけど先生を呼びに行ったのもヒョウだったそうで・・・双子でよかったねー。同じクラスに普通は兄弟いないからね

電話で先生から大まかな様子は聞いていたけど、30分後くらいに直接ドクターからも電話があり「口内の出血が激しいので1cm程縫うことをお勧めしたいのですが許可いただけますか?」とゆっくりと丁寧な英語で話してくれた。なんかそれだけで良い小児科医に思える。学校の先生はお迎えの必要はなさそうな口ぶりだったけれど、さぞ不安だろうし戻っても勉強どころじゃなかろうし今日はもう迎えに行こう。「学校の先生はまだそこにいますか?電話代わっていただけますか?」と言うと程なく「サワディーカー!」と聞きなれない声でタイ語。「プーパサーターイダイマイカー?」私が求めていたのは日本語ぺらぺらのフィリピン人の先生だったんだけどきっと忙しいのでどなたかとバトンタッチしたのでしょう・・・。まくしたてる英語ミックスタイ語。「少年はがんばったわよ!今日は迎えに来た方がいいわ!1時間後に学校で会いましょう!」みたいなこと言ってた。

ヌイさんに来てもらって学校へ。オフィスから手招きするのはケバケバヘアメイクにスパッツ、バッグはコンビニ袋といういでたちのレディー。さっきの電話の人に違いない。「ママ!深刻じゃない!深刻じゃないよ!大丈夫。少年はがんばったわよー!」誰なんだこの人は~。「はい薬の飲み方を説明しますよ、これここまで水入れて振って、それから・・・」きっと学校のお手伝いさんなんでしょうね。この学校はけしておシャレでハイソな学校ではなく、タイ人の学生も極端に少ないながらなんだかタイ感高し。スリッパ履きのタイ人がふらふら歩いている。メンテナンスの人だったり制服の業者だったり給食のおばちゃんだったりね。しかしこの大阪のスナック「まりこ」の店主にしか見えないレディーはすごいインパクトだなー。超学校が馴染まない。それでいてなんだか人気者なんだけど~。こう言う時にああもっとタイ語の勉強していればなと思うんだよな・・・。まりこと仲良くなりたいよ。

ま。まりこの話はもういいとして。

一緒に兄弟も今日は早退。ヒョウは音楽室で頭二つ分くらい大きな子と腕を組みクルクルクルクルと踊っていた。ひきつる笑顔・・・一応楽しそう。別教室からモカも帰って来た。では急ぎましょうという時になってモカが「シールがない!」と大号泣。シールってなんだ?!「先生すみません、シールがどうのこうので探してるみたいなのですが」とヒョウの担任に助けを求めると「シール?」と言って教室からクレヨンしんちゃんのピカピカご褒美シールを持って来てくれて「はい。泣かないで」とワンシートくれた。まさかと中から選ぼうとすると「いえお母さんこれお持ちになって。今日は本当に申し訳ありませんでした」やったー!と車に乗り込む兄妹。「僕もご褒美あるんだー♪」とヒョウのポッケからはガムが出てきた。

日本的には何か間違ってますでしょう?奥さん。

しかし日本の常識、世界の非常識ですよ。もうお菓子とかおもちゃとか超自由なんですよ。学校のおやつの時間に食べる物も学校の物を食べてもいいし、自分で持って来てもよし。学バスの中が退屈ならおもちゃ持って来てもよし。自己管理でおやりなさいです。そしてやたらご褒美でキャンディやらガムやらが登場。リン&ヒョウは同じ年の子の授業に英語で付いていけないので2学期は幼稚園に通うのですが、その手荷物はバッグ、そして筆箱、以上。母はいろいろ懸念して水筒を持たせたりタオルを持たせたりしましたが、まったく使ってこない。トイレにも手洗い場にもペーパーナプキンがあるし水は飲んでる暇がないのだそうだ。でも美味しいピーナツ牛乳とかは飲んでるらしいから足りてるってことなんでしょう。

帰ってからモカが冷たい床に寝転がってくつろいでいるうちに眠ってしまい、おねしょで目覚めて大号泣。あったかいお風呂に入れても泣きやまず裸のまま抱いて落ち着かせてからキッチンに立ったが、何やらシンとしたなと思ったらまた眠っていた。情緒不安定だなぁ。「僕だって見かけは楽しそうだけどつらいことあるんだ」とヒョウが言うのでなになにと聞くと「先生が持ってくるご褒美の飴の袋がさ、外側と中身がぜんぜん違うんだ」「それ以前に、飴が貰えるということ自体は変じゃないですか?」「変に決まってる!それと一番悲しい事はとうたんが冷たいことだ」今朝のお送りは父だったのだがいつの間にかいなくなっていたとご立腹だ。「僕は悲しくて泣いたんだ」実はそんな事じゃなく・・・ヒョウは初日からテンション上がり過ぎて学バスの中でもしゃべり続け帰ってからも機嫌が良すぎ、朝も6時にパキッと起きて、明らかにクレイジー。

リンノスケは怪我という表現だったけれど、これも周りの様子を必死に窺いながらそれが緊張状態の一方で、まったく話が通じない空気の中でぼんやりしてしまうような、そんな感じの注意力散漫。身体の弛緩から起きたことでしょう。とても気忙しく簡単なことを見失いがちなのです。

具合が悪くなったら人も獣の様に眠って治そうとするんだよ。だから今日は特に眠いはず。よくがんばったね、早く治すよって神様が抱っこしてくれるから早く寝よう。と言うとリンより早くヒョウが「早く寝よう!」と癒されたがっていた冷たいシーツの上でゴロゴロしてると母にくっつくんじゃなくて双子は互いに互いがくっついて、遂には上下に重なって話し続けている。良かったね双子で。モカはやっと起きて機嫌よくとうたんとご飯を食べていた。

とうたんも出勤3日目にして「視力が著しく低下している」「喘息が出てきた」と自分を心配してるくらいですから、素直な子どもの心と体がどうにかならないわけがない。

自分とみな、闘っております。

誰も負けていません。

たくましいぞー!がんばれっ!