実は、ある掲示板に書かれていたたった数行のコメントに導かれてこの学校にたどり着いたのです。
この方の情報がなかったらあるいはバンコク行きを諦めていたかもしれません。
それくらい決定的だった、この学校の学費!
感謝以外の言葉がないです!
一度会ってお礼を言いたいのですが、この学校にお子さんはまだ通われているでしょうか?
それは「バンコクでお手頃価格のインターを教えて」の質問に答えていたもの。
とても親身な回答にまずは回答者の方に信頼を覚えました。
そして学校に問い合わせをし、学費やバス代など費用の面からカリキュラムに至るまで
半年ほどの間こまごまとした質問をメールでやり取りし、いよいよ見学!ここまで来たぞ。
いよいよ面接じゃないってとこがヤキモキポイント高いけど。
今回は住居を決めねばならなので子供たちは日本でお留守番なのです。
自分でもお手頃価格のインターを懸命に探したけど、まあ見つからない。
もう選択の余地なし。ええ、彼らが気に入ろうと気に入らまいと面接あろうとなかろうと
もうここに行くしかないの。
ああ、いい学校でありますようにと神に祈るのみ。
そう、ここはイスラム教の学校です。
テロの標的になるのではないか?とか女の子に対しての戒律が厳しすぎる、など
イスラム校への心配事は諸般あるようですが、私の印象としては彼らは物静かで情熱的で
きちんとしてると言う印象があり、政治的な事情がタイでどの位機能しているのかも
机上ではわからぬことなので、取り敢えず横へ置くことに。ええ、だって保護者として
心の隅には置きましたけど選ぶ余地ないんだからそもそも。
で、約束の時間に門扉へ到着。
昨夜は英語でのしかるべき会話をシュミレーションしていて明け方まで眠れなかった・・・。
自分の仕事の用事だったら失敗しても黙っていればそれで終わりだった自営社長。
むしろ失敗にすら気付いていなかったかも的レベルでOKだったままか。
しかし息子と娘を人質に取られる以上は、しっかりと話を聞きとらねばなりません。
選択の余地がないからこそ、ここは大事。
で、待つこと5分でいらした可愛らしいアジアン女性。
「お待ちしていました。はじめまして~」
「!!!!」日本語。
メールでのやりとりは英語だったんだけど名前がちょっと日本人っぽかった。
もしかしたらご主人が日本人だったりして?とちらっと思ってはいたものの
外国にもありそうと言えばありそうな名前なのよね・・・どうだろ?だったのだ。
湧き上がるラッキーホルモン。
脳内で鳴り響く「当たり」の鐘の音カランカランカラン[emoji:e-48]
私だけプレッシャーがなくなってごめんよ、夫に子ら。
日本語使わせてもらえればもう天下取れますから←取らんでええて
滞りなくミーティング出来ました。
私の第一声は「ラマダンはどうしたらいいのですか?」食いしん坊万歳!
ラマダン期間中は夏休みに当てるそうです。ホッ
いや面白い学校でね・・・
生徒の国籍はもう両手では足りないくらいの種類だけれど、多くはfromアフリカ!
それから中東、他のアジアからと、みんな英語には苦労してそうです。
お手頃インターにはお金持ちのタイ人が溢れていて、英語がぜんぜんうまくならない
とよく聞いていたんだけれど、ムスリムだからかタイ人と日本人がすごく少ない。
アフリカの多くはフランス語かな?
みんな英語圏の子供たちじゃないから「子供力」だけでフレンドシップが出来ていく。
幼稚園から高2までが360人というタイニーでコジーで家庭的な。
先生はネイティブ。カナダ人の先生が超タイプ!←ヾ(゚Д゚ )ォィォィ
小さな中庭にはカラフルな公園の遊具が設置してあり、そこで幼児が遊び
すぐ隣のフィールドではバスケットする中学生、間をぬって体育をする小学生。
とにかくアフリカ人が多いので、幼児から高2までの身長差はすごい!
幼児シュートされてしまいそう。
真っ黒い大きな手で小さい子の頭をポンポンっと叩いてね。
なかなか素敵な光景でした。
日本の社会ではティーンとトドラーは最も遠い位置関係に思えていたけれど
そのごちゃまぜの混沌はとても平和に見えます。
しばらくはレギュラークラスに入るまで補講(ESL)を受けねばならないのだけれど
これも年額で12000バーツ(36000円)月額ですか?ってこわごわ聞いちゃったけど
年額ならやっぱ安い。10人いない程度のクラスで朝から晩までびっちり先生が付きっきり。
苦しそう・・・と過保護な母は思ってしまったけど、キリッと(`・ω・´)思えば
そのコスパは半端なくイイに決まってる。
アフリカンな見栄えだけどケンブリッジ式なのでIGCSEと言う大学受験資格を
取らねばならないので宿題も毎日です!
どうでしょううちの息子たちそう言う人生の予定なかったけど大丈夫か?!
マイペンライ!もう選択の余地なし!
残念ながら学費がちょっと3割ほど値上がりしていて・・・涙目になったけれど
それでもここより安いところがないのでやっぱり選ぶ余地なし。
ただ今のところその後の進路に向かう経済力が全くないので(遠い目)
その頃にはお父ちゃんが偉くなっているか、お母ちゃんが一旗揚げているか
会社から学費の補助が出てるとか←一番現実的
あったらいいな、とまた神様にお願するしかないね(>人<)
では、次回はこれまた綱渡りな住居探し!
これから電車に乗って洗濯しに行ってくる。