「君と世界の戦いでは世界を支援せよ」
加藤典洋さんの本のタイトルです。
1988年創刊とあって、月日の流れに驚いた・・・
当時私はまだ大学生で、加藤さんも若い助教授だったような・・・
大学のゼミが外で仲間と実施していた哲学のサブゼミでお会いした。
「上野千鶴子なんか怖くない」と言う柔らかめの本を一緒に読んでいて
みんなの感想にドキドキしながら反論したら、誉めてもらえた(!)
もじゃもじゃ頭のとても優しい人です。
その加藤さんの本はなんだかいつも素敵なタイトルで、この世界と君の・・・
は、もうそれだけで私を戒めるに充分な言葉。
社会と行き違い、浮遊感を感じた時によく自分にささやく。
もっと世界に親和感を持って向き合い寄り添え。よじれずすねずしかし染まらず。
さて、ままかファンのみなさん←調子に乗ってすみません
つたない私の文章を楽しんで下さっている希少なみなさん。
さぞ、私ががっかりしていると思っておられるでしょう。
え~え~、そりゃもう、がっっっっかり、してますよ。がっつりがっかり。
もう息子達が戦地(廃炉作業)に行く悲しみに包まれてますよ。
それでも多くの方が、圧倒的多くの方が選んだ阿部ちゃんです。
この世界に寄り添って考えてみようとも思いましたが「無理」
そう言う事じゃないんですよ、世界とひとつになるって!内面の話!
この世界だけは支援できない!まじで!
そんな中、あるお客様からメールが
「選挙がっかりすぎでした。
ボスの言うとおり日本人やめられないからなーどうしたらいいもんか‥。
14歳になった息子は選挙速報を遅くまで見ていました。
小選挙区制がアカンとか戦争に行かないように俺が頑張るわなどど、
数学2の鳥頭で考えているようです。こんな時代になるなんて‥。」
まずこの「鳥頭」に爆笑ですよ。母、なんと言う毒表現。最高。
そしてこのバードの素敵なこと・・・14歳の少年は誰のせいにするでもなく
自分の未来を自分で変えられる希望に満ちて、現実を受け止めて考えている。
健康な社会を与えられなかった私達大人からしたら、本当に申し訳ない気持ちだけど
こんな時代があっての彼なんだな。彼はちゃんと世界とシンクロしようとしている。
なんだかバードヘッドに、救われた気がしました。
子どもってたくましい。
絶対君を戦地になんか送らないよ。一緒にがんばろう。
そしてさすが教養の高い杉並区民のみなさん。
山本太郎ちゃんが石原なにがし相手に大健闘。
ずっとインターネットテレビで山本太郎ちゃんの演説を聞いていましたが
ゆっくりと静かなテンションでいて情熱的な語りはとても良かった。
街頭にはたくさんの人が見守っていましたが、声が届いたんだなあと思うと
ちょっと感動。下品な右翼集団の組織票でなんとか凌いだ石原さんだけど
声が届くってあるんだ、と思うと勝った気にすらなる。いえ本当に勝ってほしかったけどね。
↑この上記2トピックがこの悲しい結末の中で私を支えている。
なんだか、全国16000箇所で投票時間が早期終了させられたり、投票コーナーの掲示物から
「日本未来の党」の名前が抜け落ちていたり←海外投票でも「未来」なかったらしい。
福島で配られた自民党のパンフレットには派手に「脱原発」宣言←よく読むと福島県内10炉。
投票率も、今までに見ない投票所の賑わいを語ってる人が多かったのに低投票率?
それに大量の無効票が意味することは?
ともあれ選挙は終わってしまった。
どんなに声を枯らして「おかしい!」と言ったって、きっとやり直しはない。
今、間違いなく日本は窮地です。今度の選挙はどこの党も絶対勝たなくちゃならなかった。
で、権力と数の掛け算ってここまですごいんだって、よくわかったよ。
放射能防御、脱原発、マスコミ不信、アンチ自民党ときたら、私はすっかりマイノリティー。
アナーキストと呼ばれた過去はあれど、革命やり慣れてないからなあ。
どうやって生きたら楽になるもんか。
とにかく阿部ちゃん政権の間は滋養に励むとしよう。
さっそく選挙日は焼肉でした←もちろん米国産。
大阪では瓦礫焼却反対運動の最中の不当逮捕が続いています。
暴れて千葉の第一号にされないようにせいぜい気をつけます。キリッ!
あ~~~しかし、本当にたいへんたいへん。