小事争論 こじ

アジア服・南国よろず屋ままかのボス。まだときどきちゃぶ台をひっくり返したりするけどだいぶ穏かになりました。

双子とアジアリゾート。その1

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改行の設定はどこなんだ?

読みづらいでしょうが、一気に書くので行間気にせず行きまっせ!

双子3歳、初めての飛行機

飛んでる?飛んでる?と聞いている双子。

どうなる事やら父母は懸念し、退屈グズリの保険にとパソコンに大好きなトイ・ストーリー3

やら映画を数本、ゴセイジャーのソフビ人形を手に持たせの機上。正月後と言う事で空席が

目立つ機内、それにTGなのでアテンダントはタイ人ばかりなのも好条件だったようで思って

いたよりずっと落ち着いていた二人。タイ人は本当に子供好きが多いので、二人はいじられ

っぱなし!ちょっと気を許していると前の座席の隙間から手が伸びてきてからかわれるし、

トイレに行けば拉致されるし、シャイな小僧達にはやや刺激が強く「おじちゃん」から逃げ

惑い恐れおののき退屈知らず。本来なら滅茶苦茶に押し続けるボタン関係も、アテンダント

ボタンを見せて「これ押すとあのおじちゃんが来ちゃうよ」と言うと「ええ!?」と

けしていたずらする事もなかった・・・。6時間もすると力を合わせておじちゃんにアンパン

チを繰り出せるようになり、降りる頃には達成感すらあった模様だ。よござんした。

リラックスしてますな。かなり。

7時間15分と今回は長いフライトだったがあっという間にプーケット到着。

プーケットの道はぐにゃぐにゃでアップダウンが続いてガタガタ。どうやら彪は私に似てし

まい乗り物が苦手らしい。「頭が痛い」と汗びっしょりでずっと横になっていた。当初は

カタまで行くつもりだったが半分の距離のスリンにしておいて正解だったみたい

コートヤード・バイ・マリオット・スリンビーチ 長いな~

に、私も車に酔っちゃってベロベロで到着。おえー。

安宿派の私的にはコスパの良いホテルを探すのが旅の楽しみのひとつでもあるのだが、

子連れとなると冒険もつい控えてしまい・・・日和ったな!と自分を責めつつもやはりブランド

リゾートは快適ですた。ここに6泊とゴージャスなこと!とは言え実は筆舌に難い

努力によりかなり格安でワンベットルームスイートを抑えており。寝室とリビングが分かれて

いる広いお部屋でござんす

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海まで5分、水着のままぶらぶら帰って来てプールに入れる。

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プーケット本島からエントリーする海はそれ程透明度も良くないと言われているのだが、ス

リンビーチはとてもキレイだった。飲めそう。パラソルが立ち並んで白人がランニングなん

かしやがって情緒がそこなわれまるで海水浴場の風情になってるのが若干残念だけれど、

キレイよ。ホテルのプールに興味はなかったのだがそこそこ充実していて楽しかった。

スライダー付きの大きなプールと小さいボールプールがあって子供らのハートをがっちり。

双子は肝が小さいのでボールプール。ボールに「ゴセイレッド、ゴセイブルー、ゴセイイエ

ロー・・と名前をつけてちんまり遊ぶのに夢中だった。そういうのは家でやろう。

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こちらはボディボード・ギターで歌っております。ちんまり。

海から戻ると凛がお昼寝に入ってしまったので、母は彪を連れてそのスライダープールに

挑戦。建物3Fからぐるぐると降下するその滑り台は2レーンあり、その名も双子のスライ

ダー。楽しい笑い声を上げながら軽快にスタートを切ったが、途中で母はあれ?あれ?!

と静かに驚愕。すっごいスピードと遠心力でけして小さくないお尻がレーンから

飛び出しそう?!彪は間違いなく初体験の速度。腕の中で絶句しているのがわかる。

いよいよ着水!

南無三!!

ジャボーンと勢い良く水中へ突入・・・・・

水の中で彪の脇の下をがっちり掴んでガーっと引き上げ夫にパス。

母の姿はサダコさながらだがそんな事言っていられない!プールサイドに上げられた彪

は全身を大きく震わせて((((((《《《 ;゚Д゚》》》))))))ブルブルガクガク

歯の根が合わずにカチカチカチカチ!そもそもプールに浸かりすぎて寒そうだったので水から出

すためにスライダーに誘ったのもあったのだ。本人はその時「じぇんじぇん寒くなーい」

と言っていたのだがショックで寒気も急激にやって来たらしい。しかし彪は興奮のあまり

急にベラベラ喋りだした。「ひょひょひょうちゃんは、お水にじゃぼんしたからびっくり

したけど、こわくなかったよ。こわくなかったからもう一回やりたい」

「え?もう一回やりたいの?」

思いの他、気が強いのだ。彼はプライド高い人なのだった。

やめておけばいいのにと思いながら、凛が起きてきたので今度は父と滑る。と、

なんと水着の素材が滑らないタイプのもので後続の子供をせき止めて渋滞を作る

くらい滑らなかった。凛はなんも怖さを感じなかったので「もう一回!」と。

滑らないのでは意味ないし、もう一回母が滑る。彪にこれ以上の打撃を与えない

ため父がキャッチしやすいよう一番前に彪、次に凛、そして母と3ケツで落ちる。

今度は遠心力が強くかかる前にレーンの壁を触って速度調整!

どうだーーー!!!

と、着水したが、水中に落ちる直前父の姿が遠くに見えた。彪をキャッチして

いない。それどころか子供らはみんな私の腹の下で重なっている。そのまま腕を

延ばして二人いっぺんに抱きかかえザーンと水から引き上げた!

(((((《《《 ;゚Д゚》》》))))))ブルブルガクガク

ついにその恐怖を知ってしまった凛。それより一番下敷きになってしまい最早

死を覚悟したに違いない彪。

またしてもベラベラしゃべり続けた。小刻みに震えていてはっきりと発語出来

ないが、大きな声で「ひょひょひょうちゃんはね、滑り台でびっくりしちゃった

から、もうやらない」

ああ、やっと引退宣言。素直になるのは難しいが是非そうしてください。

しかし「怖かった」とは絶対に言わない・・・

双子は見た目通りの甘口で肝も小さいのではあるが、実は二人とも結構気が強い

みたいだ。ピンポイントで拘ったら頑として譲らなかったり。

この旅ではそんな姿をたびたび目にすることになった。まさに「我思うゆえに

我あり」の3歳児。旅は大人でも本質を問われるものだからねー。

そして旅はつーづーくー