縁がない - 小事争論　こじ

清志郎が死んで、三沢が死んで、マイケルが死んだ。昭和が去る。青春は後姿、足跡も風に消されて見えなくなって・・・あーあ。この所、毎日テレビでスリラーがかかるので、双子がそれを見て踊っている。両手を上げてアチョーのポーズにして振っている。マイケル～世代を超えてあれから約25年後の子供もノリノリよ～土曜日は、ふれあい動物コーナーで小動物にさわれると言う江戸川区の公園に出掛けた。猛暑の中バギーを押して西葛西の駅に着くともうすでに頭がボーっとする。先にガストでお昼にした。キッズメニューのキャラクターはアンパンマンで、ちびらは大興奮。まったく・・アンパンマンのシュールさもわからないのにとにかくアンパンマンを真剣に愛してるらしい。初恋の人だ。ゆっくりお昼をしてタクシー乗り場まで来ると、ダーちゃんの携帯に現場から電話が入る。やれやれトラブルです。父は行かねばなりません。まぁちょっと暑すぎるので、今日は止めとけと神が言ったかな？きびすを返してまた駅のホーム。反対ホームの父にさよならと手を振る。一度も地面に足をつける事無く帰る双子を不憫に思って母はパン屋さんでアンパンマンアンパンを買ってやった。帰ってからぬるいお風呂をプール代わりにして水遊び。アンパンマンアンパンでおやつ、お昼寝とした。アンパンマンパンを初めて見た二人はおお！っと受けていたが、かじるよう促すととても躊躇っていた・・・。本当に好きなんだねぇアンパンマン・・・。翌日の上村家はまたしても西葛西に降り立つ。リベンジである。まずは休憩、とファミレスで早めのお昼をしてる間に雨だ・・・。もしやまたしてもここまで来てウサギに会えないのか？ふれあい動物コーナーまで急いで行ってみると、雨が酷くなるばかりなので・・・とウサギをどんどん片付け始めた。それを見つめる双子。ああ、今日も収穫なしか～蓮・・・こりゃ余程縁がないらしい。厩舎に戻る途中に大きな山羊が一匹、気を効かして双子の側へやって来た。柵越しにその硬い毛を触っただけで、物凄い嬉しくなってキャーッと身もだえする双子。ああ、もっと早く来てればねぇ輦真っ直ぐ帰るのも忍びなく、少し園内を回るが雨はどんどん激しさを増す。ますます嬉しく走り回るびしょ濡れ凛之助。若いなぁ。走りながらうんこまでしていた。器用だなぁ。バギーを畳むのも手間があるので、タクシーにも乗らずに駅まで濡れて歩くと親はもうぐったりだ。電車に乗って雨の中うんこ拭いて帰って来た休日。