小事争論 こじ

アジア服・南国よろず屋ままかのボス。まだときどきちゃぶ台をひっくり返したりするけどだいぶ穏かになりました。

幽霊も帰りました

日付を見て驚くばかり。 こんなにも放置プレイ。 あーあー、だって働く気がしないんだもん。 どうでしょう。こじをブログ形式にしてみました。 暑っ苦しいデザインだ・・・。熱帯雨林? さて、お盆の小旅行。 どの天気予報を見ても台風がふたっつ接近中の房総。 16日からの海水浴は雨雲と共に移動し、遊泳禁止の浜辺にて幕開けとなった。 それでも特に泳ぎを披露したかった者がいるわけでもないので、浅瀬で高波におぼれているのは退屈しなくて丁度良いくらいだ。 ただそこに立っているだけで、海に遊びに来たつもりがもてあそばれている。 頭から覆いかぶさられ、押し倒され、叩かれ、揺さぶられ、後ろから前からそんなこと、最近されてないからって慌てちゃったのか思わず尻もちをついてしまい、恥ずかしさに隣にいるはずの友を見ると、全員が自分と同じ格好をしているではないか。 もう40になろうと言う大人の女が股間を太陽に向け、足がVの字。 その肢体がコロリコロリとあちこちに。ある者は薄ら笑みを浮かべ、ある者は見たこともないまじ顔で。たぶん他のメンバーも最後に押し倒されたのは遠い昔のこと。すっかりこの遊びにはまってしまい、いつまでもいつまでも浜辺でコロコロと転がっていたのでる。 まるで猿の自慰だ。・・・すみません、日本の海を汚してしまいました。 自称晴れ女(腫れ女と思われ)が二人もいたおかげなのか、翌日から二つの台風は足踏みを始めた。「あー晴れたよ、面倒くせーなー」と思うくらい晴れ。波もぐんと穏やかに。水に漬かっては酒を飲み、居眠りしては酒を飲む。その間、飲めない私はずっと素面なのだか、飲みっぱなしの人たちとずーっと話しているとどちらかと言うとこっちが狂ってるんじゃないかと不安になる。時々頭を叩いてみるが、自信は湧かず水しか出てこない。 日も暮れかけて、パラソルも畳もうかと言う頃、海の家のお兄ちゃんが「間違えて作っちゃったので食べてください」と氷イチゴミルクをくれた。 緑の海水パンツが眩しいお兄ちゃん推定21歳。 沖合いでは他のスタッフがかわいい女の子をエスコートして、ボート遊びをしていた。「ごめんねー本来のターゲットはあちらでしょうに。得しちゃった」とひがんだことを言うと「そんなことありません!!そんなこ・・・!!」と、言ってくれる誠実さは嬉しいけど、お願いだから、そんなに焦らないで頂戴。罪悪感と羞恥心が交じり合い、冷たいかき氷を通して手のひらに伝わる。「私だって、若いときはあんなだったのよ」と沖合いのボートではしゃぐ綺麗な女子を見て友人が言った。「もちろん、わたしだって!」と言う言葉が出掛かるが・・・言ってはいけない!まだまだ!過去形で話すな!土俵を降りてはいけないぞ!ええーーーーい!!!とそのボートを念力でひっくり返した。 年を取るとボートには誘ってもらえないけど、念力が使えるようになったりします。 ほんとうにあった怖い話はお化けじゃなくって、あなたのすぐ隣にあるのですよ。 なんのこっちゃ。